車を高く売りたい!と思った時の選択肢はいろいろ
大きな事故やトラブルは起こしたことがないけれど、車の買い替えなどで今乗っている車を手放したいと思ったら、どのような方法があるのでしょうか。
いつもお世話になっているディーラーへの下取り、個人的に売買する、オークションに出す、中古車の販売店や整備工場に売るなど選択肢は様々です。いろいろな方法がある中で、今注目度が高まっているのが車買い取り専門のお店に依頼をするという方法です。
車買い取り専門店に無料の査定や出張での買い取りを依頼する際の注意点を紹介します。
頭に入れておきたい一括査定・出張買取の流れ
車を自宅まで見に来てもらい、価格を決めてもらうのが出張査定です。自分で一社ずつ問い合わせていると手間と時間がかかりますから、インターネットなどの「一括査定」を利用して、5社程度の車買い取り専門業者に車の査定を依頼するようにします。
一括査定を申し込むと、申込時の車の情報によって大まかな査定額を知ることができます。その後、詳しい状態をチェックするために業者の方が実際に車を見に来ます。これが「出張査定」です。
査定自体は1社あたり10~30分程度で終わります。査定が終わったら、担当者から査定額が提示されます。この時「今、決めてもらえばこの額です」などと決定を焦らせるようなコメントを言う店も出てくるかもしれません。ですが、すべての査定が終わるまで決めないでいるようにしましょう。
一括査定を依頼した業者すべての査定が終わったら、価格の交渉を始めます。この交渉で、少しでも買取価格が上がるように持っていきます。
納得できる価格が提示された業者と契約をし、最終的に車を引き渡せば買い取り終了です。
業者による出張査定を受ける時に気をつけるポイント
業者が車の出張査定を終えて、査定額を提示してきた時には査定額について交渉をしないようにしましょう。価格交渉については、依頼したすべての業者の査定額が分かってからにします。
それは、業者からの査定額に差が出るため、1社目で価格を上げてもらっても2社目の提示額がそれを上回ってしまう可能性があるからです。1社の査定が済むごとに価格の交渉をしても、次の業者が高値をつけてしまえばその努力は無駄になってしまいます。ですから、すべての査定額が出てから交渉を行います。
◎価格の交渉は2番目に高値を付けた業者から
5社に査定を依頼した場合、あまりにも安値を付けた業者は交渉をする必要はないかもしれません。それ以外の交渉の余地がありそうな業者同士を最高額を付けた業者と競わせるように持っていきます。
コツとしては、2番目の査定額を付けた業者に「他の業者が○○万円を付けてくれましたが、いくらまで上げてもらえますか」と聞きます。同じことを、3番目・4番目の査定額を付けた業者にも言ってみましょう。
その後、1番目の査定額を超えてくる業者が出てきたら1番目の査定額を付けた業者に連絡を入れ、「他社が××万円を付けてくれましたが、いくらまで上げてもらえますか」という連絡を入れましょう。
この方法をとることで、価格交渉が効率よく進みます。ただし、この方法を続けると査定額がどんどんと上がっていきそうに感じますが、そのようなことはありません。途中で交渉から外れてしまう業者が出る可能性も高くなりますので、1社につき2回まで値上げの交渉をする程度に抑えておきましょう。
業者の出張査定前には車をきれいにしておくべき?
車の査定価格を上げようとして、汚れや傷を直しておく必要はありません。それは、お金をかけて修復しても、査定額にプラスされることがないからです。
見た目の傷はそのままでも、車内はきれいにしておくと好印象を与えることができます。特にペットやたばこのにおいは査定に響きやすいので気を付けましょう。
また、これまでに受けた点検やパーツの交換などの記録は残しておいた方が安心して買い取ってもらいやすくなります。取扱説明書もしっかりと保管しておきましょう。