雨の日の交通事故は晴れの日の4.5倍以上!
ある調査によりますと、交通事故の発生件数は晴れの日よりも雨の日の方が4.7倍も増えるそうです。これは雨によって視界が悪くなることが大きな原因となっていると思われます。さらに雨の日でも昼間より夜間の方が交通事故の発生率はさらに増えることがわかっています。
雨の日のドライブに欠かせないのがワイパーですね。濡れたフロントガラスの水をよけて視界を確保してくれる大切なワイパー。大切な役割を担ってくれているワイパーですが、きちんと役割を果たしてくれていますか?
ワイパーについて、取り換えの目安時期・交換方法について紹介します。
ワイパーの交換をするタイミングはいつ?目安はある?
ワイパーが水をよけてくれるのは、ワイパーについているゴムが水を飛ばしてくれるからです。ゴムが劣化してしまうと水を飛ばせなくなるため、雨の日の視界が十分に確保できなくなってしまいます。
大まかなワイパーゴムの交換時期は年に1度程度とされていますが、車を置いている環境や使う頻度などによってゴムの寿命は変わってきます。特にワイパー使用時に以下のような症状がみられるようになったら、ワイパーやワイパーゴムの状態を確認しましょう。
・スジ状の線が残る
・音がする
・拭きムラができる
・にじんだように水が残る
ワイパーの動作や水のはじき具合に疑問を感じたら、ワイパーゴムにクラック(ひび割れ)や裂け目ができていないか、ワイパーの部品に変形や摩耗が起こっていないか、ワイパーブレードにがたつきがでていないか、などをチェックします。
ワイパーの劣化が確認できたら、ワイパーブレードやゴムを交換するようにしましょう。
ワイパー・ワイパーゴムの交換 自分でやってみよう!
ワイパーの交換はカー用品店や整備工場に依頼しても1か所につき数百円という工賃で行ってもらえます。ですが、フロントに2本・リアに1本ついていることが多いので1度で1000円以上かかってしまいます。
自分でも簡単にできるものですから、空き時間にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
1)アームを立てる
ワイパーアームを立てて、ゴムが上側を向くようにブレードを傾けます。
2)ワイパーブレードを外す
ゴムだけの交換でも、ブレードを外した方が作業がスムーズに進みます。ストッパーを押さえつつ、ブレードを手前にスライドさせることで外すことができます。
※ブレードを取り外したら、タオルなどをクッション代わりにしてアームは寝かせておくようにします。このことで指を挟んだり、ガラスが傷ついてしまうことを防げます。
3)古いゴムを引き抜く
ロック穴のある方をつかみ、金具からゴムを引き抜きます。
4)新しいゴムを差し込む
3の手順とは逆に、古いゴムを抜いた側から新しいゴムを差し込みます。この時、ゴムの挿入方向を間違えなように気を付けましょう。
5)金具のツメをはめこむ
金具についているツメをワイパーゴムのロック穴にしっかりと確実にはめ込みます。
6)ブレードをアームに取り付ける
2の手順とは逆に、ワイパーブレードをアームに取り付けます。取り付け完了後はワイパーを動かして、動作が正しく行われているかどうかを確認します。
ワイパーゴムの交換をする場合には、上記の1~6の工程を行います。ブレードごと交換する場合には、上記の1・2・6の工程のみで交換をすることができます。
ワイパーの使用頻度を減らす方法はあるの?
ワイパーを使わなくてもガラスの水がはじいて飛んでくれると、運転しやすいと感じる方が多いかもしれませんね。そのような場合にはガラスに被膜を張ることができる「ガラスコーティング」を施してみるのがおすすめです。
フロントガラスの表面にコーティング剤による被膜を貼ることで、水が被膜の上をころがるように飛んでいってくれます。そのため、ワイパーを使わなくてもガラスに水がたまらないようになります。
ガラスコーティング剤も市販されていて、自分で簡単にできますのでワイパーを使う頻度を減らしたい方はお試しください。