あれ?エンジンがかからない!原因は何?異臭は大丈夫?

車の故障・修理メンテ

あれ?エンジンがかからない!そんな時どうする?

定期点検や車検をきっちりと受けて、メンテナンスをしていれば大きな車のトラブルに遭うことは少ないでしょう。ですが、外出しようと車に乗り込んだはいいものの「エンジンがかからない!」という場面に出くわすことは時折あります。

エンジンがかからない原因を知っておくと、対処もしやすくなります。どのような場面でエンジンがかからなくなるのか、みていきましょう。

エンジンがかからない原因は何?よくあるパターン

エンジンがかからないと、少しパニックになってしまう方も多いことでしょう。そんな時こそ焦らず、原因を探りましょう。

◎バッテリー上がり

エンジンを動かすためには電気が必要で、その電気をためておくのがバッテリーです。ですが、車内ではエアコンやカーステレオ・パワーウィンドウなどいろいろなものに電気を使っています。バッテリー内の電気が足りなくなってしまったら車のエンジンがかからなくなります。

バッテリー上がりの主な原因としては
・ヘッドライトやルームライトの消し忘れ
・バッテリーの充電が不足している
・バッテリーの寿命
などが考えられます。

◎スマートキーの電池切れ

スマートキーで始動する車の場合、スマートキーの電池が切れてしまうとエンジンがかからなくなります。スマートキーの開閉スイッチを押しても、キーのランプが点灯しないようであれば、スマートキーの電池を変えてみましょう。

◎操作ミス

安全のためにエンジンを始動する際に、一定の条件をつけている車があります。

たとえば、
・シフトレバーが「P」に入っていない
・MT車でクラッチを踏み忘れている
・スマートキーの車でブレーキを踏み忘れている
などです。

落ち着いて、エンジン始動の際の手順が間違っていないかどうかを確認しましょう。

◎セルモーターの故障

バッテリーに問題がないにもかかわらず、エンジンが始動する音がしない場合にはセルモーターが故障していることが考えられます。キーを回しても「キュルキュル」「カシャンカシャン」というような音がしない場合はセルモーターの故障が原因かもしれません。

◎プラグ・プラグコードの不良

車内には電気が通るし、セルモーターも動いている音がするのにエンジンがかからないという場合には、プラグやプラグコートといった点火装置が劣化していることが考えられます。

◎ガソリンがない

いわゆる「ガス欠」の状態になるとエンジンもかからなくなってしまいます。セルはよく回っているのにエンジンがかからないような場合にはガス欠のことがよくあるようです。

◎ハンドルロック

エンジンをかけていない状態でハンドルを動かそうとすると、盗難防止用のハンドルロックがかかります。ハンドルロックがかかっている状態ではキーが回らなくなりますので、「ハンドルを回しながらエンジンキーを回して」ハンドルロックを解除しましょう。

◎燃料ポンプの故障

燃料ポンプから燃料が送られない状態になるとガス欠と同じようになり、エンジンは始動しなくなります。

◎ヒューズ切れ

めったにないトラブルではありますが、電気回路を過電流から守るために回路を遮断するためのヒューズが切れてしまうことがあります。ヒューズが切れることでエンジンがかからなくなることがあります。

エンジンルームから変な臭いがすると感じたら・・・?

エンジンにトラブルが起きる前には、何かしらの前兆を感じることが多くあります。その中の代表が「異臭」です。エンジンルームからゴムが焦げたようなにおいなどがして、「いつもと違う」と感じたらすぐに点検をしてもらうようにしましょう。

エンジンルームからの異臭の原因としては、
・ゴムホースの劣化
・配線に使われているゴムが熱で溶けた
・樹脂パーツが熱で変形して何かと接触している
・ベルトがこすれている
・ベルトの劣化
・オイルが焦げ付いた
・ドライブシャフトのブーツが破れた
などが考えられます。

エンジンルームで大きなトラブルが起きると、大事故につながることが考えられます。無理して車を使わず、点検に出しましょう。