初めては誰もがドキドキの高速道路走行
教習所でも高速道路の走行を経験しますが、免許取得後は自分一人の責任で走行をしなければなりません。イザという時に一緒に周りを確認してくれる同乗者がいればいいですが、教習車のように助手席にブレーキがついていたり同乗者がハンドル操作を指示してくれるようなことはありません。
とはいえ、いつまでも高速道路を避けていてはドライブを楽しめるようにもなりませんので、高速道路の走行も経験しておくことは大切です。
高速道路の走行で注意したいポイントを紹介します。
高速道路の走行で注意したいポイント
高速道路を利用する前からしっかりと準備をしておきましょう。
◎車をチェック
高速道路を利用する前には、タイヤの空気圧やガソリンの残量を確認しておきましょう。空気圧が足りないまま高速で走行するとタイヤがバーストしてしまうこともありますし、行き先によっては何十キロもガソリンスタンドがないこともあります。
事前にガソリンスタンドで給油と空気圧のチェック・調整をしておきましょう。
◎ルートを確認しておく
たいていの車にはカーナビが搭載されていますが、高速走行中にナビばかり見ているわけにもいきません。事前に、どこから乗ってどこで休憩を取ってどこでおりるのか、という予定を立てておくようにすると安心です。
◎料金所
料金所にはたくさんのゲートがあります。ETC専用や一般レーンが並んでいますが、多少の混雑には目をつぶって自分が入りやすい場所を見つけたら迷わずそこに並ぶようにしましょう。
ゲートでは速度を時速20km以下に落として通過します。前の車との間隔を詰めすぎないように気をつけて通過しましょう。
◎合流
高速道路を苦手と思っている人の多くは「合流が苦手」と思っています。スピードを出して走っている車の間に入るわけですから、難しく感じることが多いようです。
十分な車間距離をとりながら、本線に近いスピードまで加速しましょう。車が入れそうなところを見つけたら、早めにウインカーを出して合流したいことをアピールし、目指した場所に入れてもらいます。
◎走行車線を走る
高速道路では追い越し車線以外の走行車線を走ることがルールとして決まっています。前の車を追い越すわけでもないのに追い越し車線を走っていると違反と見なされて取り締まりの対象となります。(「通行帯違反」です)
高速道路に乗ったら、無理をせず走行車線を一定のスピードで走るように心がけましょう。
◎車間距離
適切な車間距離というのをご存知でしょうか。高速道路に限らず、車間距離をとる場合には「前の車が急ブレーキをかけても、ぶつからずに止まることができる距離」を考えます。前を走る車が急ブレーキをかけることを想定して、どれくらいあけていれば自分が止まれるのかを考えながら距離を保ってみましょう。
目安とされるのが、時速80㎞で80m・時速100㎞で100mという車間距離です。この目安もその日の天気やタイヤの状況によって変わります。条件が悪ければ悪いほど、車間距離は長く取るようにしましょう。
高速道路で起きやすいトラブルについて
高速道路で起きやすいトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。
・ガス欠
・パンク
・合流時の加速不足
・分岐の車線選択ミス
・睡魔に襲われる
・カーブの走行ミス
・追い越し車線ばかり走る(通行帯違反)
・渋滞の始まりに気付かず追突
・車線変更時の接触事故
事前に、これらのトラブルに遭わないように下調べをしたり、準備をするようにしてみましょう。小さな不安を一つずつ解消していくだけで、高速道路を走ることの恐怖が小さくなっていきます。
高速道路の走行にどうしても自信が持てない場合には、初心者マークをつけて走ってみるのもおすすめです。周りのドライバーに運転に慣れていないことを知ってもらえるので、配慮してもらえます。