自動車ローンの審査内容は?ローンが通らないのはなぜ?

車の税金・ローン

自動車ローンの審査内容はどんな項目がある?

自動車ローンを申し込むと、必ず審査がありお金を借りることができるか・できないかの結果をうかがうことになります。自動車ローンの審査を通過しないとお金を借りることができませんから、自動車購入もあきらめざるを得なくなります。

自動車ローンの審査とは、何を見られているのでしょうか。ディーラーローン・銀行ローンにかかわらず、審査の項目となっているのは以下のことが多いようです。

・年収
・勤務先
・勤続年数
・雇用形態
・過去の借入

年収であれば200万円が目安と言われていますが、年収200万円以上でも審査に通らないこともあります。また、雇用形態がアルバイトであれば審査が通りにくい、正社員でも勤続年数が短ければダメ、など条件は信販会社によってさまざまなようです。

ローン審査に通らない理由はどこにある?

ローンの審査に1度落ちたからと言って、すぐに車の購入をあきらめる必要はありません。審査に落ちた理由をつぶしていくことで、審査に通ることもあります。まずは審査に通らなかった原因を知りましょう。

◎過去に金融事故を起こした

金融事故とは、長期延滞・債務整理・代位弁済・強制解約を指します。それぞれについて詳しく説明しましょう。

・長期延滞

各種ローン(種類は問いません)・クレジットカードや携帯機種代金などの分割払い・奨学金などの支払いを2~3か月以上延滞したことがある。

・債務整理

借金を整理して減らす任意整理や破産の手続きを行ったことがある。

・代位弁済

補償会社に支払いを肩代わりしてもらったことがある。

・強制解約

支払いを長期延滞したことなどによって、金融業者から契約を打ち切られたことがある。

金融事故の情報は信用情報機関によって管理されており、機関に加入している金融業者は確認をすることができます。信用情報は長期延滞であれば延滞解消後1~5年、債務整理は発生後5年(破産は10年)、代位弁済・強制解約は発生後5年まで登録されています。

登録期間が過ぎれば記録は抹消されますが、同居家族の信用情報が自動車ローンの審査に影響を与えることもありますので、気をつけましょう。

◎年収が低い

2018年4月現在、総量規制というものがあり借入金額は年収の1/3までになるように制限がかかっています。年収500万円の方であれば165万円以上は借りられないというしくみです。そのため、年収150~300万円くらいの方は年収を確認されただけで審査に通らなかったという可能性があります。

ただし、総量規制については銀行からの借り入れは対象外となっているので、クレジット会社・信販会社・消費者金融の審査に落ちた場合は銀行ローンに申し込むことで審査が通ることもあります。

◎雇用形態がアルバイト

アルバイトでも一定の収入があれば審査に通ることもありますが、一般的にアルバイトやパート・専業主婦のローン審査は通りにくいと言われています。

◎勤続年数が短い

正社員・自営業ともに勤続年数が1年未満の場合には審査に通らない可能性が高くなります。勤続1年以上になることで審査の通りやすさが変わってきます。

ですが、3か月以上の勤務経験がある場合(新入社員など)には過去3か月分の給与明細書や勤務先からの見込み年収証明書を提出することで審査が通ることもあります。

◎虚偽の内容を提出した

現在の勤務先の勤続年数が短いからと勤務先に前の職場を書いたり、勤続年数を偽ったりした場合には、審査に通らなくなります。

◎色々なところから借り入れをしている

自動車ローン以外のローンを組んでいたり、クレジットカードの申し込みなどをしている場合には、審査に通らないことがあります。

ローン審査を受ける時に気をつけたい意外なポイント

先ほど紹介した以外にもローン審査に通らない人の特徴があります。

・税金を滞納している人
・反社会的勢力と関係がある人
・職業が安定していないとみなされる人(水商売・経営者・役員・芸能人など)
・これまでに一度もローンやクレジットカードを利用したことがない人

ローン審査が通らなかった時には、原因がどこにあるのかを考えてみるようにしましょう。