手洗い洗車vs洗車機 傷がつきにくいのはどっち?

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愛車の外見をキレイに保つなら手洗い洗車?洗車機?

愛車の見ためがキレイであれば、オーナーとしては嬉しいものです。車で出かけよう!という時に、汚れが目につくと少しテンションが下がってしまいますよね。愛車のキレイな外見を保つために必要なのが「洗車」です。

洗車には自分自身やガソリンスタンドのスタッフに自力で行ってもらう「手洗い洗車」と、大きなブラシの付いた機械に頼る「洗車機」があります。

以前は洗車機より手洗いの方が車に傷がつきにくいと言われていましたが、最近は洗車機の性能が良くなり一概に「手洗いが良い」とは言えなくなってきたようです。

少しでも愛車に傷を付けずに車を維持するためには、どちらの洗車方法がいいのでしょうか。詳しくみていきましょう。

手洗い洗車をする際のメリット・デメリット

洗車機よりも傷がつきにくいと言われている手洗い洗車ですが、事前にどれだけの汚れ(砂やほこり)を落とせるか・適度な水圧を保てるか・揃える道具(カーシャンプーやふき取り用タオルなど)の質によっても傷のつきやすさは変わってきます。

・メリット

車の表面にある凹凸の汚れをしっかりと落すことができます。洗車機ではどうしても洗い残しが出る部分がありますが、手洗いであれば細かな部分も丁寧に洗うことができます。

細かな部分をキレイにできるというのは、ボディに限らずホイールなどでも言えます。

さらに、手洗いで車全体をチェックできることもあり、ボディについてしまった傷やへこみを見つけやすいというメリットもあります。

・デメリット

手間と時間がかかるのが手洗い洗車の一番のデメリットではないでしょうか。冬場は水も冷たく、気温も低いためつい洗車の間隔が空きがちになります。そうなると車の外見はキレイとは程遠くなることもあります。

ガソリンスタンドやカー用品店でスタッフに手洗い洗車を依頼するという方法もありますが、値段が高くなってしまいがちです。自分で洗車する際もシャンプーやワックス、ブラシ・タオルなどの素材や質にこだわってしまうと高くつくことがあります。

洗車機を利用する際のメリット・デメリット

最近は傷がつきにくくなり、ブラシの素材も変わってきたとされる洗車機についてみていきましょう。

・メリット

約5分程度で洗車を完了させることができます。近年はいろいろなコースを選択をすることができるようになっており、水洗い洗車・シャンプー洗車・泡ジェットワックス洗車・泡ジェットコーティング洗車など、豊富なメニューで愛車をピカピカにすることができます。

愛車を停めている駐車場に、洗車ができる十分なスペースがない場合には洗車機の存在がありがたく感じます。

・デメリット

色々な汚れ(砂・ほこり・鉄粉など)がついた状態で洗車機を利用すると、細かな傷がついてしまいやすくなります。事前に大まかな汚れ落としをした方が愛車につく傷を減らすことができます。

加えて、汚れのひどい部分などを重点的に洗うということができないため、頑固な汚れ(水垢など)は落としきれないこともあります。また、ボディ表面い凹凸がある車の場合は、へこんでいる部分にブラシが十分に当たらず、汚れが落とせないということもあります。

洗車機を利用する前に知っておきたい豆知識

少しでも愛車に傷をつけないように洗車機を利用するポイントを紹介します。

・洗車機のタイプを知る

洗車機を使う前に、その洗車機に使われているブラシをよく観察するようにしましょう。ナイロンブラシを使った洗車機は、傷がつきやすいとされています。布ブラシ・スポンジブラシの洗車機の場合は傷がつきにくいという特徴がありますが、洗い残しが多くなりがちになります。

高圧水流を利用した洗車機もありますが、事前にある程度砂やほこりを落としてから利用するのがおすすめです。

・洗車機による傷を最小限に抑えるには?

愛車を洗車機で洗う前にしておきたいことは、事前に砂埃・鉄粉などを洗い流しておくということです。砂埃や鉄粉などがついたまま洗車機にかけると、ブラシなどでこすってしまい傷がつきやすくなります。

少し手間に思えても、事前に予備洗いをしておくことで洗車機でつく傷を少なくすることができます。