車の燃費はどうやって測定すればいい?
車の維持費で費用が高いなぁ、と感じるのはガソリン代ではないでしょうか。車の燃費が良くなれば、年間で必要となるガソリン代も安くなります。まずは、自分の車の燃費がどれくらいなのかを計算してみましょう。
・燃費の測定方法
まず、セルフ式のガソリンスタンドでガソリンを満タンになるまで(自動で給油が止まるまで)入れます。ガソリンが満タンになったら、メーターをリセットしましょう。
その後は通常通り、車の運転を行います。途中でガソリンを入れる際は毎回セルフ式で満タンになるように給油し、どれくらい入ったかを記録しておくようにします。
ある程度の距離を走ったらメーターを確認し、走った距離を給油したガソリンの量で割って燃費を計算します。
燃費=走行距離(km)÷ガソリンの量(L)
多少の誤差は出るものの、この計算で愛車の大まかな燃費を知ることができます。
燃費の良い走り方には何が関係しているの?
燃費の良し悪しについては、色々なものが関係しています。以下の点を見直すだけでも10%以上良くなることがありますので、今一度確認をしておきましょう。
・車自体の性能
普通車・軽自動車など車の大きさでも燃費は変わりますし、EV・PHV車を選ぶというのもおすすめです。ハイブリッドカーであればガソリン車と比べても圧倒的に燃費が良いのが特徴です。普通車のハイブリッドカーのトップレベルの車種は軽自動車と燃費がさほど変わらないとも言われています。
・車の操作方法
車を運転する技術でも燃費は変わってきます。不必要な急発進・急ブレーキをする、意外な点では急ハンドルを切るという点でも燃費は悪くなります。車が余計なエネルギーを消費する走り方が燃費を悪くすると覚えておきましょう。
車を発進させるときは少しずつ踏み込むようにし、ゆっくりとスタートできるようにします。停車時も同様に、少しずつブレーキペダルを踏むのがポイントです。この時、早めにアクセルから足を離しておくとエンジンブレーキがかかり、軽くブレーキを踏むだけで止まれるようになります。
・走る道
アップダウンの多い道よりも、平坦で凹凸のない舗装されている道路を走る方が燃費は良くなります。また、発進・ブレーキを少なくするという意味では都会よりも信号の少ない郊外の方が燃費は良くなります。
・タイヤ
燃費を見直すうえで見落とされがちなのがタイヤです。溝が減っているとブレーキの際に車に大きな負荷をかけます。また、空気圧も車に合っている数値に合わせておくのがポイントです。空気圧はガソリンスタンドでもチェックしてもらえますので、時々確認をするようにしておきましょう。
燃費を良くする時に気をつけるポイントは?
先ほど紹介したことと合わせて、あらためて愛車の燃費を良くする車の乗り方について、ポイントをまとめておきましょう。
・ペダルをやたらと踏み込み過ぎない
・急発進・急ブレーキは避ける
・無駄なアクセル・ブレーキを踏まない
・エンジンブレーキを生かして運転する
・長時間の停止はギアをニュートラルに入れる
・アイドリングストップの車に乗る
・タイヤの空気圧を適正に、定期的に確認をする
・オイル交換を定期的にする
・省燃費向けのエンジンオイルを使用する
・エアコンやヒーターの温度設定は控えめにする
これらのことを守ったからといって急に燃費が良くなるということを実感することはないかもしれません。ですが、エコな走行を心がけることで確実に燃費が良くなっていきます。
車にも負荷の少ない走り方を考えて、長く愛車とのドライブが楽しめるように心がけましょう。
さらに、エコな走行が身についてきたと感じたら、改めて愛車の燃費がどれくらい伸びたのかを確認してみましょう。数字として結果があらわれるとさらに燃費良く走りたいという思いが出てくることでしょう。