新車を購入するのに必要な金額はどれくらい?
自分が欲しい車のタイプが決まったら、購入のためのお金を用意しなければなりません。車のためにどれくらいの支払いが可能なのか、予算を決めましょう。
車を購入するためには車の本体価格に加えて諸費用も必要になります。それぞれについて詳しく見ていくとともに、支払い方についても紹介したいと思います。
新車を購入!100万円の車は100万円あれば充分?
はじめて車を購入する際には、カタログやディーラーで表示されている車体の値段分だけ予算があれば、車を手に入れることができそうに思う方が多くいます。ですが、車の購入には車体の価格に加えて、いろいろな費用が必要になりますので車体の価格より多めに費用を用意する必要が出てきます。
店頭で100万円の車を見つけた場合には、20~30万円ほど多めの予算を用意する必要があると考えておいた方がいいでしょう。どのようなタイプの車でも車体価格に20%ほど上乗せした金額を車の予算とみるのがおすすめです。
車の購入で車体以外に必要な費用って何?
新車を購入するのであれば、ディーラーにて車の本体価格を聞くことで車の価格を知ることができます。中古車の場合には、フロントガラスに表示されている金額が車の価格となりますので一目で知ることができます。
車を入手する際には「車体の価格」に加えて、以下のような「諸費用」が必要になります。
・オプション(オーディオやカーナビなど)
オプションについては、何もつけなければ不要になります。最近はオーディオやカーナビが標準搭載されていることも多くあります。ですが、需要の高まっている車載カメラなどがオプションになることもありますので、事前に確認をするようにしておきましょう。
・税金
車にかかる税金としては、自動車税・重量税・所得税・消費税などがかかります。車体価格が大きいので、消費税の額も大きくなります。
・自賠責保険
自賠責保険については車を所有する人が必ず入る必要のある「強制保険」となっているため、避けることができません。
・登録費用
車を登録する際に必要な手続きで支払う必要があります。また車庫証明を取得するのにも費用がかかります。
・任意保険
自賠責保険だけではカバーしきれない部分をカバーしてくれる役割を持っています。ドライバーの約9割が加入していることを考えればその必要性がわかりますね。
・ローンの金利
現金一括払いで車の購入をする際には不要となります。予算の都合で頭金しか用意できない場合には自動車ローンを利用して支払っていかなければなりません。
新車購入に必要な費用を安くする方法はある?
車は大きな買い物です。少しでも安く手に入れることができれば嬉しいですね。車の購入で費用を抑える方法はあるのでしょうか。
・本体価格の値引き
ディーラーや担当者によって変わってきますが、車の本体価格自体を値下げしてくれることがあります。車の価格によりますが、高級な車ほど値下げ率が上がるという傾向があります。また、ブランドによっては本体価格の値引きを行っていないこともありますので、自分が欲しい車の値引きが可能かどうかをインターネットなどで調べておくようにしましょう。
・諸費用の値引き
税金・自賠責保険の保険料などは必ず必要になるため「法定費用」とも呼ばれます。新車・中古車にかかわらず必要となります。
税金・保険料は車の大きさによって変わってきますから、小型の車を買うほど費用を抑えることができるようになっています。
登録に必要な費用などはディーラーに任せることで「代行費用」が必要になります。自分ですることで節約は可能ですが、任せた方が手間が省けます。販売店によって代行費用の設定額が変わってくるので、安く抑えてくれる店を探すのもポイントになります。
・任意保険
車を運転する人の年齢が若いと保険料が高くなります。また、同じ条件でも保険会社によって保険料が変わってくるので、複数の保険会社を比較するのがポイントです。
窓口を持っている保険会社よりも、通販型の自動車保険の方が安いという特徴があります。契約内容を工夫することで保険料を抑えることができますので、いろいろな条件を提示して保険料がどれくらい安くできるか検討してみましょう。
新車購入の支払いは現金がお得?ローンがお得?
車を購入する際に予算が十分あれば現金一括で購入ができますが、そうでない場合には頭金を払って残りをローンで購入することになります。頭金を多く支払うことでローン額も金利も安く抑えることができるようになります。
車によっては頭金として用意できる額が少ないと、ローンの審査が通らない場合も出てきます。なるべく現金を用意して頭金として支払いを行い、残りをローンにすることで、支払総額を抑えることができます。