中古車を買う時の諸費用って?詳しい内訳が知りたい!

中古車購入の注意点

中古車の購入時に必要な諸費用とは?

新車を購入する際にも、車の本体価格以外に「諸費用」が必要となりますが、中古車を購入する場合にも諸費用が必要となります。

大まかに言えば、税金や自動車保険・車検にかかる費用が「諸費用」となります。本体価格以外にこれらの諸費用が必要となるため、予算を考える際には諸費用も含めた計画を練る必要があります。

中古車を買う際に必要な「諸費用」について、詳しく知っていきましょう。

中古車の購入時に必要な諸費用の詳しい中身が知りたい!

中古車を買う際に必要となる諸費用の、詳細を紹介します。

◎税金

中古車に必要な税金としては、自動車税・自動車取得税・自動車重量税・消費税がかかります。

自動車取得税のみ、車の本体価格が50万円以下の場合は不要となります。

◎保険

自賠責保険は加入が強制となっているため、自賠責保険の保険料が必要となります。自賠責保険だけでは万が一の際の補償が不十分なため、任意保険にも入っておく必要があります。

◎リサイクル料金

2005年に施行された自動車リサイクル法に基づき必要となったのが、リサイクル料金です。車を廃車にする際にかかる費用を、購入時に前払いするシステムになっています。新車を購入した際にオーナーが支払いますが、その後は中古車として売られた際に料金がオーナーに支払われ、中古車を購入した人が支払うことになっています。

中古車でも、車を手放す際に戻ってきますが、車の査定額に含まれた形で計算されるため「戻ってきた」という意識が低くなります。

◎車検

車検切れになっていた中古車を購入した場合には法定24か月点検を受ける必要があります。車検の費用はさほど高くありませんが、販売店に対して検査費用と手数料を支払う必要があります。

2年に1度受ける必要のある車検の費用には自動車重量税や自賠責保険などの費用も含まれているため、検査費用自体はあまり高額ではありません。交換する部品などがない場合には、法定費用だけで済みます。

◎納車整備費用

販売店によって変わりますが、車検とは別の定期点検や消耗品の交換を車を納車する際に行っていることがあります。きちんと整備された車を受け取れるのは嬉しい事ですが、その分費用が必要となります。

納車前の点検で、交換しておいた方がいい部品がいくつかあった場合には、費用も増えてしまいますので注意が必要です。

◎名義変更手数料

車の所有者としての名義を変更するために必要な費用です。自分で行えば手続きの費用のみで済みますが、販売店に委託すると代行手数料が必要となります。

◎下取り車手続き代行費用・査定料

中古車を入手する前に乗っていた車がありそれを下取りに出すのであれば、
その車の名義変更代行手数料や査定料を支払う必要があることもあります。下取り価格から引かれることが多いですが、査定料が安い場合、差し引きされた額を請求されて支払うことになります。

中古車購入時の諸費用っていくらくらい必要?

ここまで、中古車を買う際に必要な諸費用の詳細を紹介してきました。細かくいろいろなものを紹介しましたが、トータルで必要になる金額は10万円~30万円ほどになります。

価格に差が出るのは、購入する中古車の価格や大きさにより変動があるためです。一般的には軽自動車を買うのであれば諸費用も少なくて済みますが、中古でも高級車を買うような場合には諸費用も多く必要になります。

購入したい中古車の予算を決める際には、10~30万円必要になる諸費用も含めて考えなければなりません。たとえば資金を100万円用意してるのであれば、70~80万円の車しか買えないということです。

また、気をつけておきたいのは任意保険の一括払いです。任意保険を一括払いにする場合には、まとまったお金が必要となります。実際にどれくらいのお金を用意する必要があるのかを調べて、支払い方法も選ぶようにしましょう。