車につけられるオプションは値引きしてもらえるの?

新車購入の注意点

車につけるオプションは必要性を見極めよう

車を買う際、つい気になってつけたくなるのがいろいろなオプションではないでしょうか。よほど予算があればディーラーの担当者から勧められたものをつければいいですが、油断しているとオプションだけで高額になってしまうので注意が必要です。

オプションの1つ1つは数万円で、車の本体価格に比べると安く見えてしまうのでついつけすぎてしまうという点もあります。

欲しいオプションがあればリストアップして、本当に必要なのかどうかを1つずつ吟味して削っていくようにしましょう。

車のオプションにも種類があるって知ってた?

車のオプションは大きく「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2つに分けることができます。

◎メーカーオプション

メーカーオプションというのは、メーカーの工場で取り付ける必要がある大掛かりな装備であり、後付けするのが難しいものとなります。具体的には以下のようなものが挙げられます。

・サンルーフ
・サイドエアバッグ
・ヘッドランプ
・車両安定制御システム
・パワースライドドア
・パワーバックドア
・盗難防止システム
・リアクーラー
・スマートキー

メーカーオプションは個々に値引きすることは難しく、オプションを追加するごとに車両価格が増えていくことになります。車につけるオプションをすべて決めた後に、合計の本体価格から値引きしてもらえることはあります。

◎ディーラーオプション

ディーラーオプションというのは、工場から出荷された車にも簡単につけることができる装備であり、カー用品店で買えるようなものも含まれます。具体的には以下のようなものが挙げられます。

・オーディオ
・カーナビ
・エアロパーツ
・アルミホイール
・ETC車載器

メーカーの純正品をつけることで車を手放す際の査定が高めになることはありますが、あまり期待しすぎない方がいいでしょう。ディーラーオプションは個々で値引き交渉することができますが、純正にこだわらなければカー用品店などで付けた方が安くあげられる可能性が高いと言えるでしょう。

付属品はオプションとは違うの?値引きしてもらえる?

車の付属品としてはフロアマットやドアバイザーなどがあります。必ずと言っていいほどついているので、あまり深く考えていない方もいるかもしれませんが、これらはディーラーオプションの一部です。

そのため、フロアマット・ドアバイザーをつけることで費用が発生しています。ディーラーの担当者によっては「フロアマット・ドアバイザーはサービスさせてもらいます」と言うこともあるでしょう。ですが、どこか別のところにこれらの費用を紛れ込ませてディーラーは利益を得ている可能性が高いです。

どちらもあった方が便利ではありますが、どうしてもいらないという場合には車の本体価格を値引きしてもらった後に、「フロアマット・ドアバイザーはいらないので外してください」と言って、該当分を差し引いてもらうようにしましょう。

オプションの値引き交渉をうまく進めるには?

先ほども述べましたが、メーカーオプションについては車両本体価格に含まれてしまうので、オプションごとに値引きしてもらうことは不可能に近いです。ディーラーオプションに関しては、うまく交渉することで10~20%ほどの値引きが可能になります。

まずはディーラーオプションを何もつけない状態で車両価格の値引き交渉をしてみるようにしましょう。車両価格自体がギリギリまで下がったと感じたら、ディーラーオプションをつけるようにして、本体とは別で値引き交渉を進めてみましょう。

車本体とディーラーオプションの値引き交渉を別にすることで、最大限の値引きをしてもらえる可能性が高くなります。

逆にすべてのオプションをつけた価格で値引き交渉をして、下がらなくなった時点でオプションを外していって本体価格を下げてもらうという方法もあります。ですが、「オプションをつけてくれたから安くしました」と担当者が言ってくる可能性もありますので、どちらが得をするのかは微妙なところです。