未使用車(新古車)を買う際の注意点は何?

新車購入の注意点

未使用車はひそかに人気のある車

一般的には「新古車」と呼ばれていますが、正確には未使用車という中古車の一種になります。新車と同じくらいきれいな車が安く手に入るということで一定の人気があります。

未使用車はディーラーのショールームで展示されていたり試乗車として使われていた車が主で、新車登録されているにもかかわらず走行距離が極めて少ない車のことを言います。

中にはディーラーが販売台数を増やすために購入していた車も含まれており、そのような車であれば新車と変わりはありません。

新車と同じ感覚で手に入れることができる未使用車について、詳しく紹介していきます。

未使用車を手に入れる際の注意点は何?

未使用車は新車と同じくらいきれいな状態であるとはいえ、購入する際には気をつけたいポイントがいくつかあります。

◎完全な未使用ではない

ディーラーの中で展示車・試乗車として使われていた車ですから、多少の走行距離があります。特に試乗車として使われていた未使用者は数百キロ走っていることもあることを知っておきましょう。

◎傷がある可能性がある

展示中にいろいろな人の手に触れたり、乗られたり、試乗中に小石が飛んだりすることは多々あります。大きな傷はないかもしれませんが、小さな傷や汚れがあることも知っておきましょう。

◎色・グレードが選べない

未使用車は現品限りとなっていますので、車の色やグレードは選ぶことができません。自分が買いたい色やグレードがある方には未使用車は向いていないかもしれません。

◎メーカーオプションが付けられない

すでに製造工場から出荷されている状態のため、メーカーオプションは付けることができません。ディーラーオプションであればつけることができますので、カスタマイズが全くできないということはありません。

◎モデルが古いことがある

未使用車によっては、長期にわたって展示されていることもあります。そのような場合には車のモデルが古くなっていることが考えられます。型落ちしている分安くなりますが、その点が納得できるかどうかを考えておきましょう。

未使用車は買い方次第でメリット大

未使用車を選ぶ際の注意点を踏まえて、未使用車を買うこと自体は損なのか得なのかを考えてみましょう。

新車と同じくらい状態の良い車を安く手に入れることができるという点では、大きなメリットがあるとえいます。多少の走行距離や小さな傷などが気にならなければお買い得でしょう。

購入時には車の外側だけでなく内装もしっかりとチェックをすることをおすすめします。汚れはもちろん、変な匂いがついていないかも確認しておくといいでしょう。

見落としがちなのはフロアマットやドアバイザーの有無です。ついていないことを指摘すればサービスでつけてもらえる可能性も出てきますので、要チェックです。

走行距離汰短いとはいえ、エンジンルームやバッテリーもきちんと確認しておくといいでしょう。さらに、メーカー保証の保証書の内容と保証期間を確認しておきます。未使用車は「中古車」であることを忘れずに、後々後悔することがないように選びます。

未使用車はどこで買うことができるの?

未使用車はとても人気があり、市場に出てもすぐに販売されてしまいます。そのような未使用車を手に入れるためにはどうすればいいのでしょうか。未使用車を探すには2つの方法があります。

◎中古車販売店

中古車販売店やディーラーの店頭で未使用車が販売されていることがあります。訪れた時に気に入る未使用車に出会えるかどうかは運になりますが、偶然出会うことができればラッキーです。

◎中古車情報サイト

積極的に未使用車を探すなら中古車情報サイトがおすすめです。車を探す「検索条件」を入力する際に、走行距離の上限を一番短いものにし、車の年式を一番新しいものにすることで未使用車に出会いやすくなります。

手に入れたいと思った未使用車が見つかったら、なるべく早く問い合わせをするようにしましょう。未使用車は人気があるので、のんびりしているとすぐに売れてしまいます。