ディーラーローンでも審査が通らないことはある!
自動車を購入する際に多くの人が利用をすることになるのが自動車ローンではないでしょうか。ディーラーの提携した信販会社から借りるディーラーローンは銀行ローンに比べると審査が通りやすいと言われています。
それでも審査に落ちてしまうという人がいます。それはなぜなのでしょうか。自動車ローンではどのようなことをチェックしているのか、どんな人が落とされやすいのかをみていきましょう。
自動車ローンの審査で何をチェックしているのか
自動車ローンを組もうとする際、信販会社・銀行などは契約者のどのようなポイントを見ていると思いますか?主要な5つの項目は以下の通りです。
◎年収
年収については目安とされるのが「200万円」です。年収が200万円以下の場合には審査に通りにくいと言われています。ただし、年収が200万円以上あっても審査に通らないこともあります。
◎勤務先・勤続年数
上記2つのポイントについては、ローンを契約している期間中も安定した収入が見込めそうであるかどうかを確認するだけで、勤務先の規模などはさほど重要視されません。
1つの会社で長く働いているのであれば、特に問題はないでしょう。
◎雇用形態
正社員・契約社員・アルバイトなど、雇用形態はいろいろとありますが、ディーラーローンであればアルバイトでも審査に通ります。雇用形態よりも安定した収入に重きを置かれていることがわかります。
◎過去の借入
過去にローンが返済できなかったことがあったり、すでにいくつかのローンを組んでいるような場合には審査が厳しくなると考えておきましょう。住宅ローンを組んでいる人であっても、返済が滞っていなければ特に問題はないでしょう。
住宅ローンと自動車ローンを契約することで金利や返済期間に融通が利く銀行などもありますので、調べてみるようにしましょう。
自動車ローンの審査に落ちやすい人の特徴は何?
自動車ローンを申し込んでも審査に落とされやすい人には、いくつかの特徴があります。当てはまるものがないかどうか確認してみましょう。
・収入が少ない
・過去10年以内に債務整理をした
・アルバイト勤務である
・勤続年数が短い
・保証人が立てられない
・他からも借りているローンがある
・固定電話を持っていない
現在、ローンを借り入れる際には「総量規制」があり、年収の3分の1までしか借入総額を設定できないようになっています。例えば、年収が300万円であれば借り入れは100万円まで、年収が500万円であれば借り入れは165万円まで、といった具合です。
ただし総量規制の対象には銀行が含まれていませんので、住宅ローンを銀行で組んでいる方などは、審査に通りやすいと言えるでしょう。逆に、消費者金融・信販会社・クレジット会社などから借り入れをしている方は審査に通りにくくなってしまいます。
過去10年以内の債務整理には任意整理・特定調停・個人再生・自己破産などが含まれます。10年以上経っていれば問題はありません。
アルバイト勤務でも一定の収入があれば審査を通ることができますが、主婦・フリーターは審査に通りにくいと言われています。また、勤続年数が1年以下の人もなかなか審査に通りません。
固定電話については、最近は契約している人が少ないかもしれませんが、信用という面から見てみると固定電話の契約をしている人は信頼度が高まります。固定電話の契約をしているのであれば、書類にきちんと記入するのがポイントです。
ローンの審査に落ちた理由は教えてもらえるの?
自動車ローンの審査に落ちた際、何が原因で通らなかったのかは、教えてもらうことができません。原因がわからないままであれば、他で申し込んだところで落とされてしまう可能性もあります。
先ほど紹介した「審査に落ちやすい人の特徴」を考慮しつつ、ディーラーローン・銀行ローン・その他のローンを申し込んでみるようにしましょう。