自動車を持つ前に知っておきたい、税金の話
自動車運転免許証を持っていると「いつか自分の車を買うのが目標」と考えている方も多くいると思います。マイカーがあれば、家族や友人・恋人といろいろなところに出かけることができて便利ですね。
ですが、イザ車を購入し維持していこうとすると、意外といろいろな費用が必要になることを知ります。中でもきっちりと支払っていかなければならないのが税金です。
車の購入時だけでなく、維持していくうえでも忘れてはならない、車に関する税金のことを紹介します。
車を購入する時に支払いが必要となる税金は何?
初めに、車を購入する時に必要となる税金を紹介します。
・消費税
車に限らず、何かしらの物品を購入する際に支払う必要があるのが消費税です。消費税は国に納める税金となります。
税率は時代に応じてこれまでに3%・5%・8%と変化してきました。数字だけを見ると微々たるものという気がしないでもありませんが、車はそれなりの価格がしますから、8%といえども金額にするとかなりの支払いに感じてしまうと思います。
・自動車取得税
50万円以上の車を購入して登録する時に必要となるのが、自動車取得税です。この税金は車を登録する都道府県に対して納める税金となります。
税率は普通自動車が3%、軽自動車が2%となっています。中古車を購入した場合にも支払いが必要ですが、税率は車種・年式によって変わりますので事前に確認をしておくようにしましょう。
また、電気自動車やハイブリッドカーを購入する場合には減税や非課税の対象になっていることもあります。
自動車取得税は車の価格にオプションの価格を加えた額で計算されます。自動車取得税を少しでも抑えたいのであれば、納車時にはオプションなしの形で納車してもらい、オプションを後付けにするという方法があります。ただし、新車購入時の注文書や契約書にオプションに関する記載がされていると後付けでも自動車取得税の課税対象となりますので、気をつけましょう。
車に乗っている限り支払う必要がある税金は何?
車の購入後に支払いが必要となる税金について紹介します。
◎車に乗っている限り支払う必要がある税金
・自動車重量是
自動車の重さによって国に支払うことになる税金です。支払いのタイミングは車検を受ける時になります。
・自動車税
4月1日時点で自動車を保有している限り、毎年払わなければならないのが自動車税です。車の排気量によって金額が異なります。納める先は都道府県となります。
平成31年3月31日までに新車登録を行うなら、エコカーを選ぶことで自動車税がだいたい50~70%減税されます。
また、ガソリン車・LPG車で登録から13年を超えたもの、ディーゼル車で登録から11年を超えたものについては約15%の重課がなされます。
・軽自動車税
軽自動車、原動機付き自転車、二輪の軽自動車・小型自動車、小型特殊自動車などが対象で、毎年払わなければならないのが軽自動車税です。排気量や対象車の種類によって金額が変わります。納める先は市町村になります。
平成31年3月31日までに新車登録を行うなら、エコカーを選ぶことで自動車税がだいた25~75%減税されます。
また、登録から13年を超えると約20%の重課がなされます。
◎給油する際に支払う必要がある税金
自動車を動かすために必要なガソリンを購入する際にも、たくさんの税金を支払う必要があります。
・ガソリン税
ガソリン税には本則税率(1リットルあたり28.7円)と暫定税率(1リットルあたり25.1円)があります。ガソリンを購入する際、本体価格に加算されています。納める先は国になります。
・軽油取引税
軽油取引税には本則税率(1リットルあたり15円)と暫定税率(1リットルあたり17.1円)があります。軽油を購入する際、本体価格に加算されています。納める先は都道府県になります。
・石油税
温暖化対策税として平成28年4月から加算されるようになったのが石油税(1リットル当たり2.8円)です。ガソリン・軽油・灯油を購入した際に本体価格に加算されています。納める先は国になります。
・消費税
ガソリンの本体価格にガソリン税(または軽油取引税)・石油税を加算した価格に対して消費税を支払わなければなりません。