外車・輸入車も車種によっては手に入れられる
海外のメーカーで生産された車のことは「外車」「外国車」「輸入車」という呼び方があります。どれも同じ意味を持っており、呼び方によって違いがあるわけではありません。以前は「外車」と呼ばれるのが一般的でしたが、近年は「輸入車」と呼ばれるのが一般的になりつつあります。
そんな輸入車も、外車と呼ばれていた時代には「お金持ちが乗る車」というイメージを持った方が多かったのではないでしょうか。ですが、今は輸入車にもいろいろなタイプがあり、お金持ちでなくても乗ることができる車種がたくさんあります。
それには輸入車にもコンパクトカーが多くなってきたことが影響しているかもしれません。特に下記の車種については、輸入車でも購入しやすくおすすめとなっています。
・フォルクスワーゲン ゴルフ
・ボルボ V40
・BMW 1シリーズ
・メルセデス・ベンツ 新Aクラス
・アウディ 新A3クラス
これらの車は新車で250~300万円ほどの予算があれば購入することができます。国産の車でも同じくらいの価格の車がありますから、輸入車も十分候補になりうるのではないでしょうか。
もちろん、新車よりも中古車の方が輸入車ももっと手軽に購入することができます。特にフォルクスワーゲンのゴルフは新車・中古車を問わず人気が高い車種となっています。興味のある方は一度調べてみましょう。
輸入車はどうやって買えばいいの?
輸入車にもいろいろな買い方があります。その方法とメリット・デメリットを紹介していきましょう。
◎正規輸入ディーラー車
海外の自動車メーカーと契約をした正規の輸入業者が、ディーラーとなります。正規ルートで輸入しているため、車両の管理もしっかりしており、保証・リコール・修理といったサービス面でも安心です。
現在も輸入車に乗っている場合は、乗り換えの際に正規輸入ディーラーに下取りを依頼すると高い査定額をつけてもらえるのもお得なポイントです。
◎新車並行輸入車
正規のディーラーを通さず、個人や輸入販売業車などが輸入して販売された車(新車)になります。
正規輸入ディーラーよりも販売価格が安くなり、ディーラーに取り扱いがない希少な車も見つけることができるのがメリットとなります。ただし、車両の管理がきちんとされておらず、保証・リコールといったアフターフォローが受けられないというデメリットがあります。
◎中古並行輸入車
正規のディーラーを通さず、個人や輸入販売業車などが輸入して販売された車(中古車)になります。海外で乗られていた車を輸入して登録をしているので、国内の中古車と同じように当たりはずれがあることを知っておきましょう。
中古並行輸入車の年式については、日本で登録された日付が書かれているため実際に車が作られた年式とは異なっています。中古輸入車の購入を検討する際には日本の車検証の年式ではなく、必ずその車が輸入される前の国の年式を確認するようにしましょう。
輸入車はトラブルが多い?メンテナンスも大変なの?
輸入車は国産の車に比べて乗り心地が悪い・修理代が高くつく・トラブルが多い・メンテナンスが大変といった印象をお持ちではないでしょうか?これらの問題は、近年の人気のある輸入車であればすべて解消されています。国産車と変わらないと考えてもいいでしょう。
ただし、輸入車を手放そうと思った際に、国産車のディーラーに下取りに出すと査定額が下がってしまうというデメリットがあります。輸入車に限らず、ディーラーでの下取り価格は低目と言えますが、特に輸入車はディーラーも下取り後の転売に苦労するため、下取り額が安くなってしまいます。
ですが、輸入車の下取りには輸入車のディーラーや車買取の専門店を利用すれば、さほど下取り額は低くありません。下取りに出す際の相手先だけはきちんと選ぶ必要があることを覚えておくといいでしょう。