中古車の値段が妥当かどうかを知りたい時はどうする?
中古車を購入しようとした際に、気になるのがその車の値段が妥当なのかどうかという点ではないでしょうか。あまり価値のない車を高く売られたり、高いと思っていた車が意外と安く売られていたりすると、心配になりますよね。
中古車は車の状態によっても値段が変わりますが、おおまかな相場を知っておくことで目の前にある一台が、お買い得な中古車かどうかを知ることができるようになります。
中古車の相場というのは、その車の需要と供給のバランスによって決められています。中古でも人気がある車であれば高くても売れるので高い値が付けられますし、人気が少ない車であれば安くしないと売れないので安い値が付けられます。
ですが、中古車の相場は毎日変動しています。毎日少しずつの変化ですが、年単位で見ると2~3月という時期には中古車の値段が全体的に上がる傾向にあります。これは、この時期に中古車の売れ行きが良くなるため、販売店が強気に出ているからです。
新車を買う場合には、2~3月が決算期で一番値引きをしてもらいやすい時期とされています。ですが、中古車の場合は少し時期が違っており、1月や5月が安値になりやすい時期だと言われています。
中古車の相場はどうやって調べればいい?
中古車の相場は2種類あります。1つめはオークションの相場、2つめは販売店の相場です。業者以外の一般の方は販売店の相場を知っていれば十分ですので、販売店の相場をチェックするようにしましょう。
中古車相場については、中古車業界大手のカーセンサーがホームページ内で中古車の相場を公開してくれています。
(参考URL:https://www.carsensor.net/usedcar/souba/)
相場が知りたい車のメーカーと車種を選択することで、その車の相場を知ることができます。
年式・走行距離・価格の関係から相場を知ることができるので、購入したい車種が決まっている場合は、店頭価格との比較に役立つ情報を得ることができます。
中古車購入時の予算が決まっている場合には、相場表が特に活躍してくれます。ただし、気をつけたいのが車を購入する際には車両価格に対して10~20%の諸費用が必要になるという点です。車を探す際は、予算から諸費用の価格を引いた値段を考慮して相場表を確認するようにしましょう。諸費用を考えずに計算をしていると、いざ購入の際に予算が足りないという事態になりかねません。
中古車の価格はどんな点から決められているの?
中古車の価格は、以下のポイントを考慮して決められています。
・車種
・年式
・走行距離
・グレード
・色
・ボディの傷・ヘコミ
・内装の汚れ・匂い
・点検・整備・メンテナンスの状況
・修復歴・事故歴
特に重視されるのが「車種」「年式」「走行距離」の3つです。人気のある車種は高めに、人気のない車種は安めに設定をされます。さらに年式が新しい方が高く、古い方が安くなります。走行距離は少ないものが高く、多いものが安くなります。
中古車の難しい所は、年式が新しくても走行距離が多いと値段が安くなるという点でしょう。目安としては1年1万キロの走行をしているかどうか、です。この目安より短い走行距離であればプラス要素、長い走行距離であればマイナス要素として価格に反映されています。
車種・年式・走行距離以外では、その車のグレードや本体の色が値段にかかわってきます。人気のあるものが高めになります。
上記のような条件をチェックしたうえで、車のコンディション・ボディや内装の状態・メンテナンスの状況をトータル的に見て、中古車の最終的な価格が決められています。
これらのポイントはあくまでも目安であり、車の個々の状況によって価格設定は変わってきます。過去に1人しかオーナーがついていなかった車でも大切にされてきて状態が良いものであれば多少年式が古く走行距離が多めでも価格が高く設定されるようになります。
もし、相場よりも安い中古車を見つけた時は要注意です。その車には安くしないと売れない何らかの理由が隠れていることがあります。外見がきれいでも、エンジンの状態が悪い場合もありますので、気をつけてチェックするようにしましょう。