日本の自動車メーカーは海外でも人気が高い
日本車は中古の状態でも海外に持っていけば、それなりの高値で売られることが知られています。そのため、多くの中古車買い取り業者は海外へ車を販売するルートを持っているとも言われています。
日本の車が人気なのは、日本の自動車メーカーで作られた車の性能が良いためです。日本で十年ほど乗られている車でも事故を起こしていなければ大きなトラブルもなく海外でも乗り続けることができます。また、車の内装なども比較的きれいなままであることが多いようです。
初めて車を買う際に、好みのタイプなどがなければメーカーから決めて車を探す人もいるかもしれませんね。トヨタ・日産・ホンダといった大手のメーカーもあれば、スバルやスズキ・ダイハツなど独自の強みを持ったメーカーもあります。
日本の自動車メーカーについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。
日本の自動車メーカーの特徴が知りたい!
日本の各自動車メーカーにどのような特徴があるのか、どのような人気車種があるのかを紹介します。
◎レクサス
トヨタの上位ブランドとして、高級車を多く販売しています。比較的高い年齢層の方に愛用されています。
・人気車種:LS、GS、IS
◎トヨタ
国内・海外を問わず人気の高いメーカーです。販売台数は世界一を誇ります。故障が少ないという点で信頼性が高く、ハイブリッドカーの世界では他のメーカーを先行しています。
・人気車種:アクア、プリウス、ヴォクシー、ヴィッツ、クラウン、86など
◎日産
年式が古くなるにつれて電気系統の故障が発生しやすいと言われています。乗る期間を短めに設定するなら問題ないでしょう。ハイブリッドカーの世界では出遅れた感があります。
・人気車種:セレナ、マーチ、シーマ、エクストレイル、フェアレディZなど
◎ホンダ
F1への参戦を見てもわかるように、エンジンの性能が高く信頼性が高いです。他のメーカーに比べると車種が少ないですが、ハイブリッドカーでは先行しています。
・人気車種:フィット、フリード、ステップワゴン、NBOXなど
◎マツダ
高速走行時のハンドリングがいいと欧州で高い評価を得ています。以前は中古車市場での価格下落幅が大きかったのですが、現在はそれほどでもありません。
・人気車種:デミオ、アテンザスポーツワゴン、ロードスターなど
◎三菱
リコール隠しの問題が判明してから低評価が続いています。パジェロは人気がありましたが、そこまでの人気車種が最近は出ていません。スポーツカーでは定評があり、電気自動車の分野で先行しています。
・人気車種:ランサーエボリューションX、デリカ、アウトランダーPHEV
◎スバル
水平対向エンジンを製作する技術を持つメーカーで「スバリスト」と呼ばれる根強いファンがついています。
・人気車種:インプレッサG4、レガシィG4、フォレスター、WRXなど
◎スズキ
軽に強く、OEM提供が多くあります。
・人気車種:アルト、ワゴンR、ラパンなど
◎ダイハツ
軽に強く、OEM提供が多くあります。
・任期車種:ミラ、タント、ムーヴ
近年はメーカー各社の差がなくなりつつある
バブルのころまでは各メーカーごとの特徴がより強調されていて、それぞれの良し悪しが言われていました。ですが、バブルが崩壊して以降はコスト削減のためにどのメーカーも部品の供給を統一し始めました。
メーカー各社で車を製造しますが、同じ部品が使われるようになると各社の差が出なくなってきたのです。
内装やボディの劣化についても、メーカーごとに大きな差はありませんので、現在はあまりメーカーにこだわらなくても悪い車にあたるということはないでしょう。気に入った車を購入して乗ることが一番であると言えるのかもしれません。
とはいえ、それぞれのメーカーによって昔からのイメージがあったり、車種の豊富さ、ある分野への強さなどはありますから、気になるメーカーがあればそこをメインにして欲しい車を探すのもいいでしょう。