中古車を買う前に内装のどこをチェックする?
中古車は車の見た目やエンジンなど内部のことが気になる方が多いかもしれませんが、走行中は車内にいることになります。走ることが好きで中古車を買いたいという方は、内装もしっかりとチェックしておくのがおすすめです。
車内に入った時の第一印象を大切に
車内に入ったら、まずは第一印象を大切にしましょう。
◎見た目・臭い
車内に動物を入れたことがあったり、タバコを吸っていたりすると臭いが残っていることがあります。意外なところでは水没したことのある車にも独特の臭いがあります。
気になる臭いを感じたら、購入を考え直しましょう。
◎シート
走行距離が長い中古車はシートがへたり、クセがついていることがあります。走行距離が少ない割にシートがへたっている場合には走行距離がごまかされていることも考えられますので、要注意です。
また、運転席と助手席を座り比べてシートのへたり具合を比べてみるとわかりやすいです。
◎エンジン
エンジンを始動した時の音やセルモーターの回り具合を確認します。バッテリーの寿命が近くなるとエンジンのかかりが悪くなります。一度エンジンをかけたら一旦止めて、再度かけてみましょう。2度目で不調がわかることもあります。
また、エンジンをかけたらエンジンルームから音を確認します。
◎走行距離
メーター周りがデジタル化されている車は、エンジンをかけた後にメーターを確認します。
◎ハンドル・パワステ
エンジンをかけたら、パワステ・ウインカー・ワイパー・ヘッドライトなども確認しましょう。
また、ウインカーを出してハンドルを切り、ハンドルを戻した際のウインカーの戻り具合も確認します。ウインカーの戻りが早い場合にはウインカーレバーが摩耗していることが考えられます。
さらに電動ドアミラーがついている車については折りたたみや角度の調整がきちんとできることを確認します。
◎シフトレバー
シフトがスムーズに動かせることを確認しましょう。
◎アクセル・ブレーキペダル
走行距離に比例して劣化していきますので、踏み心地を確認しましょう。
ブレーキペダルは踏んだ時にきちんとブレーキランプがつくことも書く煮します。片方しかつかないこともあります。
◎エアコン
季節に関係なく、冷房・暖房がきちんと作動すること、温度設定や風量のレベル、臭いも確認しましょう。故障時の修理が高くつきますので、事前の確認が大切です。
装備品もしっかりとチェックしよう
最近の車は電気で動く装備品が沢山ついています。すべてオンにして確認をしましょう。
カーナビやテレビモニターは液晶の色や不具合がないかどうか、オーディオはきちんとラジオが入るかも確認します。
◎パワーウインドウ
全ての窓の開閉ボタンを操作して動き具合を確認します。引っ掛かりがある場合には要注意です。
また、前席のドアロックをするボタンも近くにありますので、確認しておきましょう。
◎ドアノブ・レバー類
全てのドアを内側から開閉して、違和感や変な音が鳴らないか確認します。変な音が鳴る場合には故障や、事故車であることが考えられます。
加えて、給油口のレバー・ボンネットやトランクの開閉レバーも引いて、問題がないかどうかを確認します。
◎ルームランプ
室内のランプがすべてキチンと点灯することを確認します。ドアを開けると点灯するようになっていますが、スイッチの操作でドアを開けても点灯しないようにできたり、動作の切り替えもできますので、確認しましょう。
ランプが点灯しない場合には故障しているか、電球が切れていることが考えられます。
◎排気ガス
エンジンを欠けたら排気ガスの色を確認します。
通常、排気ガスは無色透明です。灰色や黒っぽい排気ガスが出る場合には燃焼室に潤滑油が混じっていることが考えられます。また、白い排気ガスが出る場合にはターボが故障している可能性があります。