車検はどのタイミングでどこで受ければいいの?
車検は車を持っている限り、定期的に受けることが義務付けられています。車を安全に、安心して乗り続けるためにはとても大切な点検作業です。
新車を購入した場合には、購入から3年後に1度目の車検を受けることになります。それ以外の車については、2年に1度の頻度で受けることが義務付けられています。
昔は登録後10年以上が経った車に関しては、毎年車検を受ける必要がありましたが、車も性能が向上したことで現在は2年に1度でOKとされています。
車検はどこで受けられるの?価格に差はある?
車検は一般的に以下の6箇所(6つの方法)で受けることができます。
・ディーラー
・整備工場、修理工場
・車検を専門に扱っているお店
・カー用品店
・ガソリンスタンド
・ユーザー車検(自分で行う)
上記のどれを選ぶかによって、検査内容の細かさやそれに伴う費用に差が出てきます。
安心・安全に車に乗りたい、と思う方におすすめなのがディーラーによる車検です。故障や不備のある部分を指摘・交換してくれるだけでなく、車検は通るけれどそろそろ交換した方がいい部品もありますよ、などといったアドバイスも受けることができるのが特徴です。
ただし、ディーラーに言われるままに部品などの交換をしていると、車検のたびに必要となる費用が高くなってしまうことがあります。
車検の費用を一番安くしようと思うなら、ユーザー車検となります。こちらは、自分で車を整備し、車検場(運輸支局)に行って検査を受けるという方法になります。
全て自分で行うため、作業料などは負担する必要はありませんが、車に関するそれなりの知識がないと車検を通せなくなりますので、あまり一般的な方法ではありません。
ディーラー・整備工場・車検専門店で車検を受けるメリットは?
車検を受ける方法として一般的に利用されているディーラー車検・整備工場・車検専門店の3つについて、それぞれのメリットを紹介します。
◎ディーラー車検
点検に対する質や信頼性が高いという特徴があります。自社の車を専門のスタッフが見てくれるため、車に対する知識や経験が豊富で専門的です。パーツの交換などはメーカーの純正品を使用してくれます。
車検の点検項目以外の部分も全てチェックしたうえで、車を快適に長く乗るためのアドバイスをしてくれます。また、車検の整備に保証もつきます。車を長く預ける際には無料で代車を借りることができます。
また、土日・祝日に関係なく車を持ち込むことができるので、自分の都合に合わせて見てもらいやすくなっています。
◎整備工場
比較的安価で車検を受けることができます。どのようなメーカーの車についても一定の知識を持っているので、メーカー・車種に関係なく依頼することができます。
修理な必要な場合には、中古のパーツを使ってくれることもあり、修理料金を安く抑えることもできます。工場によっては、点検の質も良く工場の設備も充実していることがあります。
◎車検専門店
車検を受ける前から提示されている価格が分かりやすく、安価に設定されていることが多くあります。割引やキャンペーンを行っていることもあるため、タイミングが合えばさらにお得な価格で車検を受けることができます。
どのようなメーカーの車でも依頼することができます。スタッフのサービスや質は一定の水準を満たしており、設備も充実しています。必要であれば代車を無料で借りることもできます。
急ぎの場合でも、短時間で車検を終えることができます。(「60分車検」などのメニューが設定されています)
整備工場の指定工場と認定工場はどう違うの?
民間が運営している整備工場には「指定工場」と「認定工場」があります。その違いは看板で分かり、青い看板が指定工場・黄色い看板が認定工場と定められています。
指定工場は点検の設備が整っているため、その工場で車検を通すことができます。認定工場の場合はその工場では車検を通すことができないため、車の整備を行って車を運輸支局に持ち込んで検査を受けることになります。(検査は工場の方が持ち込んで行います)