新車と中古車の違いはどこ?定義を知ろう!

新車購入の注意点

新車と中古車の販売台数の割合はどれくらい?

車には「新車」と「中古車」の2つの種類があります。ディーラーで売られている新しい車が「新車」で、中古車販売店で売られているのが「中古車」です。

日本で販売されている車の割合としては、約6割が新車で約4割が中古車だと言われています。他の国ではこの割合も変わり、中古車の方が多く販売されているという国もあります。

中古車を選ぶ人は、予算面で選んだという方もいるでしょうが、気軽に乗りたい車に乗れるというメリットを楽しんでいるとも言えるでしょう。年式が新しいもので走行距離も短いものであれば中古車の方が新車よりもお得になる場合もあります。

車の購入を考える際は、中古車も頭に入れて選択の幅を広げましょう。

新車と中古車の定義って何?新古車ってどんなもの?

中古車と聞くと、古い車というイメージがある方もいるかもしれませんが、ピカピカで傷がなくても中古車となる場合があります。それは新車と中古車の定義を知ればわかります。

新車・中古車の定義を見ていきましょう。

◎新車とは?

メーカーで作られた車がディーラーで販売され、ナンバーを取得して新車登録されたものが新車となります。完成した車の初めてのオーナーが自分で、ナンバー登録をすると「新車を買った」ということになります。

◎中古車とは?

新車以外の車はすべて「中古車」となります。たとえ乗った形跡がなくても、一度誰かが購入してオーナーとなった車・レンタカーやカーリースで利用されていた車なども中古車となります。

イベントやディーラーの中で展示されていた車や試乗車として少ししか走行していない車も「中古車」となります。販売店では新車と中古車の間の存在とした「新古車」という言葉を使うことがありますが、正確には「中古車」としなければならないものです。

新車と中古車の違いはどこ?選択肢の幅の違いに注目

新車と中古車の特徴について見ていきましょう。

◎新車

メーカーが販売中としている車であれば、どの車種でも選ぶことができます。メーカーが製造・販売を中止した絶版車は決して買うことはできません。

新車は中古車よりも価格が高いですが、傷のない状態の車を入手することができます。オプションは自由につけることができますし、メンテナンスも自分ですることができます。

◎中古車

中古車も時間をかけることで自分が欲しい車種の車を見つけて購入することができます。ですが、その車の状態が必ず良いとは限りません。メーカーが製造・販売を中止した絶版車を手に入れたいなら、中古車市場を探すことで見つけることができるかもしれません。

新車に比べると中古車の価格は安く手に入れやすいですが、人気があり状態が良い中古車であればあまり安いと感じないこともあるでしょう。販売価格が安い分、ランクを上げた車に乗りやすいのも中古車を選ぶからこそです。

車のオプションやメンテナンスについては、その車を所有していたオーナーによって状態が変わります。そのため、状態がいいと思った車でも寿命が短いこともあり得ます。年式が新しくてもメンテナンスをしたことがない車であれば傷み具合が激しいこともあるでしょう。

新車と中古車の維持費に違いは出てくる?

中古車は新車よりも安く手に入れることができる分、修理やメンテナンスにお金が要るというイメージがありませんか?実際には、新車も中古車も購入から手放すまでの維持費はあまり変わらないと言われています。

それは、中古車は購入時の自動車取得税が安くなる(50万円以下の中古車は取得税なし)という点が大きく関係しています。また、走行距離10万km以上を超えても最近の車はしっかりと走ってくれます。エンジンルームなどのベルトなどは交換が必要になりますが、状態のいい中古車であれば10万kmを超えても問題なく、新車と同じように走ることができます。

新車と中古車では、車を手放す際に下取り価格が変わってきます。ですが、中古車はもともと購入した時の価格が安かったのですから、あまり高く売れなくても損したと考える必要はありません。