マイカーリースって何?メリット・デメリットは?

新車購入の注意点

新車が安く手に入る「マイカーリース」とは?

新車を安く手に入れることができる仕組みの中には「残価設定ローン」というものがあります。もう一つ、似た仕組みとして「マイカーリース」もあります。

マイカーリースは残価設定ローンよりも自由に車種の選択ができるうえ、車両の値引きもしてもらうことができます。頭金なども不要となっており、登録や車検の費用・税金・自賠責保険料などがリース代に含まれているという特徴があります。

残価設定ローンでは、税金などは別途払う必要がありますし車検も行わなくてはなりません。

とっても得なように思えるマイカーリースについて、詳しく見ていきましょう。

マイカーリースのメリットとは?

まず、マイカーリースのメリットを紹介していきます。

◎頭金不要

車を購入する際には頭金のほか、車両を取得する際の税金・手数料などが必要となります。そのため、ある程度まとまった額を用意する必要があります。

マイカーリースであればそれらの費用がすべて込みになっているため、手元の資金が0円でも新車に乗ることが可能になります。

◎維持費込み、月々定額制

マイカーリースでは将来的に必要となる維持費がリース料に含まれています。

ここでいう維持費には、
・自動車税(毎年5月)
・車検(2年ごと)
・定期点検、メンテナンス
が含まれています。

一定期間ごとの大きな出費をする必要がないため、主婦や年金を受け取っている方にとっても大きな魅力になります。

◎支払額が抑えられる

マイカーリースは、契約期間が終わるころの車の価値(残価)を差し引かれた分を契約月数で割った額がリース料となります。新車の価値すべての額を支払うわけではないため、月々の支払額が安くなるという特徴があります。

人気のある車であればあるほど差し引かれる残価が高くなるため、人気車ほど安く乗ることができます。

◎メンテナンスもお任せで維持も簡単

定期点検やメンテナンスは車を維持していくうえで大切なポイントとなります。カーリースを契約する際に、定期点検やメンテナンスも込みになっているプランを選ぶことで出費を減らすことが可能になります。

車について詳しくない方でも安心・安全に車を維持できるのがいいですね。

マイカーリースのデメリットとは?

続いて、マイカーリースのデメリットを紹介しましょう。

◎距離の制限がある

マイカーリースを契約する際には、車の走行距離を設定する必要があります。設定距離が短いほどリース料が安くなるという特徴があり、長い距離で設定を行うと広告などと違う料金が必要になることがあります。

事前に設定したい走行距離と契約の額をしっかりと確認しておくようにすれば問題は起きません。

◎車を購入するなら新車の方がお得

マイカーリースで支払っている料金には金利がかかっています。それは車の価格だけでなく、契約中の税金や点検・メンテナンス代にも適用されています。

マイカーリースの金利は一般的な銀行のローンよりも高く設定されていることがほとんどのため、契約期間終了後に車を自分のものにしたいと思うなら、支払い総額としては新車を購入した方が得になることがあります。

車のことを総額で考えるのではなく、月々の支払額をメインに考えるのであればマイカーリースは魅力的ですね。

◎中途解約時にはまとまった資金が必要になる

契約期間中に、車が全損になるような事故に遭ったような場合にはマイカーリースの契約は強制的に解約の扱いとなります。その時には未払いのリース料・残価などをまとめて支払う必要が出てきます。

ケースによってはまとまった額のお金が必要となることを知っておきましょう。

◎一部、残価のリスクがあることも

マイカーリースの商品の中には、残価設定が高く行われていることがあります。この場合、月々のリース料がとても安いため魅力的に見えますが、契約終了時に設定残価と実際の残価の差額を精算する「オープンエンド」の契約をしていると、差額の分だけ契約者が負担をすることになってしまいます。

契約をする際にしっかりと契約終了時のことも確認するようにしておきましょう。