自動車ローンにはどんな種類があるの?金利はどれくらい?

新車購入の注意点

自動車はローンで買うのが定番?どこで借りる?

車は車両価格と諸費用を合わせると、まとまった額の資金が必要となります。十分な貯蓄がある方は一括払いでの購入ができるでしょうが、ほとんどの方がローンを利用しているのが現状です。

ローンを組むことで、手元にある程度の資金を残しつつマイカーも手に入れられるのですから、利息がプラスされても利用する方が多くなります。

自動車ローンはマイカーローンとも呼ばれており、ディーラーで提携している信販会社や銀行、JA・損害保険会社などで契約をすることができます。どこと契約するかによって、審査の基準や手続きの煩雑さが変わってきます。

車を購入する際に多くの人が利用するのが、ディーラーローンと銀行ローンです。それぞれについて詳しくみていきましょう。

ディーラーローンって何?どこが資金を貸してくれるの?

一般的にディーラーローンと呼ばれている自動車ローンは、ディーラーが提携している信販会社・クレジット会社と契約を結ぶものです。ディーラーと契約するわけではない点を覚えておきましょう。

◎メリット

信販会社やクレジット会社を自分で探して自動車ローンを契約することも可能ですが、ディーラーと提携しているところから借りると間にディーラーが入ってくれるので手続きが楽になります。

◎デメリット

ローンの返済期間によって変わりますが、金利が4~10%と銀行ローンに比べると高めに設定されています。ですが、ディーラーローンの金利は交渉によって下げてもらうことができます。それはディーラーが信販会社からマージンをもらっているからです。そのマージン分の利益を低くしてもらうことでローンの金利を少なくすることができます。

一度は交渉してみる価値があるでしょう。

銀行系ローンのメリット・デメリットは?

銀行系ローンというのは金融機関(銀行・信用金庫・JAなど)が行っているローンのことです。

◎メリット

ディーラーローンに比べると金利が2~6%と低めに設定されています。場合によっては2%以下のところもあり、大手の都市銀行よりも地方銀行・信用金庫の方が金利が低く設定されている傾向がみられます。

◎デメリット

金利が低い分審査が厳しく、場合によってはローンが組めないこともあります。また、手続きに際しても年収を証明するために源泉徴収票・確定申告書が必要になるので、審査に時間がかかってしまいます。

車の契約をする前にローンが借りれるようにしておく必要があるため、時間に余裕を持って申し込まなければなりません。

自動車ローンの審査では何を見られるの?

ディーラーローンでも銀行系のローンでも、ローンの申し込みをすると審査されることになります。審査される項目は以下の通りです。

・年収
・勤務先
・勤続年数
・雇用形態
・過去の借入

ディーラーローンと銀行ローンのそれぞれの審査の内容や特徴について見ていきましょう。

◎ディーラーローン

銀行のローンよりも審査が通りやすく、雇用形態については一定の年収があればアルバイトでも審査は通ります。ですが、年収が200万円に満たない場合には審査に通らないこともありますので注意が必要です。

審査が通る・通らないという点に関しては、借り入れる額によっても異なってきます。50万円借りるなら年収が少なくても通りやすいですが、200万円借りるとなると年収がそれなりに必要となります。

◎銀行系ローン

銀行でローンを組む場合には、ローンの目的が車の購入であることを証明する必要があります。そのために車の見積書など、金額がわかる書類を提示する必要があります。

借入限度額については300万~500万円になっていることが多いようです。自分が借りたい額が限度額を超えていないか確認をしておきましょう。

審査には1週間以上の時間がかかることがあります。車を契約する際にはローンの審査に通っておく必要があるため、余裕を持って行動するようにしましょう。