中古車販売店の認定証って何?安心できるの?

中古車購入の注意点

GOO鑑定・カーセンサー認定のある中古車を買おう!

現在、市場に出回っている中古車の多くがGOOやカーセンサーに車を掲載しています。GOOやカーセンサーでは、車を登録する際に独自の認定制度を設けて、第三者機関の鑑定士による中古車鑑定をしています。

中古車は、まず車をオークションに出される際にオークションが契約している機関のチェックが入ります。その後販売店によって車が購入された時点で、販売店がチェックを入れます。その後、GOOやカーセンサーに登録される時点で第三者機関のチェックが入るという、トリプルチェックが行われることになっています。

昔に比べて中古車が安心して購入できるのはとてもうれしい事ですね。

GOO鑑定とカーセンサー認定の内容とは?

では、GOO鑑定とカーセンサー認定の詳しい内容を見ていきましょう。

◎GOO鑑定とは?

GOO鑑定で車の鑑定を行うのは、日本自動車鑑定協会(JAAA)です。

チェックする項目は以下の点です。
・フロントガラスの傷
・ホイールの傷
・タイヤの溝
・マフラーの状態(異音・排気)
・外装の傷
・塗装の状態
・リアトランク下(修理跡・波打ち)
・ピラーの修復跡
・エンジンルーム(オイル・冷却水・異音)
・アイドリングやアクセルの際のエンジン音
・パワーウインドウの動作
・ハンドル
・ダッシュボード
・メーター
・車内の異臭
・シートの汚れ

車体・内装についてそれぞれ1~5の5段階で評価点をつけ、「GOO鑑定書」を発行しています。

◎カーセンサー認定とは?

カーセンサー認定で車の鑑定を行うのは、株式会社AISです。

チェックする項目は以下の点です。
・ボディ(塗装ムラ・傷・凹み)
・車内の臭い
・メーター類の表示
・走行距離
・車台番号
・色番号
・エアコン
・オーディオ類
・ドアの修理跡
・下回りのフレーム修正跡
・ピラーの板金跡
・ルーフ・リアウインドウの傷
・トランクルーム(色ムラ・再塗装跡・板金跡)
・エンジンルーム(オイル漏れ・板金跡)

内装・外装についてそれぞれ1~3の3段階で評価点をつけ、総合評価はS~Rとなります。Rは修復歴ありの車となりますが、走行に支障がない状態です。

車の写真がついた「車両品質評価書」が発行されます。

GOO鑑定・カーセンサー認定はネットでも確認OK

GOO鑑定、カーセンサー認定ともに、実際の車を見る際にも確認することができます。ですが、インターネット上で車を探す際にも確認することができるので、実際に車を見る前から車の状態をある程度把握することができ便利です。

◎GOO鑑定

車体・内装とも5段階評価を数字と星の数で表してくれます。チェック項目は細かく分かれていますが、全体の評価しかわかりませんが、問題がある箇所については明記されるので安心です。

GOOのサイトで「GOO認定証を見る」をクリックすることで、その車の詳細なデータを確認することができます。

◎カーセンサー認定

内装・外装とも3段階評価を星の数で表し、総合評価をR・1~6・Sといった表記で評価しています。

カーセンサーのサイトで「車両品質評価書を見る」をクリックすることで、その車の詳細なデータを確認することができます。

鑑定書のついている車は安心して乗れるの?

GOO鑑定やカーセンサーの認定書は、第三者によって鑑定が行われたことを示しています。絶対に安心というわけではありませんが、第三者の目から見た、状態の良い車・悪い車がわかるわけですから、安心度は高まると考えていいと思います。

ただし、走行テストをしたりジャッキを使って車を持ち上げて鑑定をしているわけではないため、購入後の走行時に不具合が見つかる可能性があることも知っておきましょう。

とはいえ鑑定書がないよりもあった方がいいですし、できるだけ評価の高い車を選べば、失敗も少なくなると考えられます。

中古車販売店にGOO鑑定やカーセンサー認定を行っていると書かれた看板が掲げられていることもあります。今はどこの販売店でも鑑定を導入していますから、もし看板がなくても「第三者による鑑定はしていますか?」と聞いてみると良いでしょう。