中古車に買い時のタイミングってあるの?
中古車が安くなるタイミングは、需要が少ない時となります。お客さんがなかなか欲しいと思わなければ、販売店も値下げをしないと販売台数が稼げなくなってしまいます。
新車を買う場合は年度末前の2~3月が大きな値引きをしてもらえる時期だと言われています。中古車の場合は時期が違っており、11~1月頃と言われています。
もし中古車を少しでも安く手に入れたいと思うなら、この時期を狙ってみましょう。
中古車が高くなる時期・安くなる時期はいつ?
中古車の価格については、一年の中で高くなる時期・安くなる時期があります。それぞれについて見ていきましょう。
◎2~3月
年度替わりの前にあたる2~3月の時期は、ディーラーが年度末決算期の前で車の販売に力を入れるため、車を買い替える方が多くなります。その分、中古車市場に出回る車の台数や種類が多くなります。中古車を買いたいと思う人たちも、自分の望み通りの車が見つけやすいため需要が多くなり価格が上がります。
◎4月中旬~5月
年度が替わった後に売れ残った中古車が安く販売される時期です。
◎7月・12月前後
一般的なサラリーマンのボーナス月である7月・12月にはやはり新車への買い替えを考える方が多く、中古車の需要は減ります。そのために価格が安くなりやすいと言われています。
◎1月
12月のボーナスをもらった後、年末年始で出費が多くなるため、財布のひもが固くなる時期です。また年越しによって中古車の年式が古くなるため、価格が下がります。
新車とは違う中古車市場の価格変動
新車は車が売れる時期に安くなるため、年度末の3月の決算期に一番値下げされると言われています。新車を買いたいと思うのであれば、2~3月がお買い得になります。ですが、中古車市場ではこの時期は値段が下がることはありません。
新車の場合は一年間の販売目標などがあり、一定の成果を出すとメーカーから報奨金が出るシステムになっています。車1台あたりの利益が少なくても数多く売ることでメーカーからの報奨金がもらえれば、ディーラーとしては赤字になることはありません。
新車が売れる時期には、それまで乗っていた車を手放す人も多くなるため、中古車市場に流入する車は充実します。いろいろな車種・タイプの車が増えれば顧客の欲求も満たされるため、あまり値下げはされなくなります。
2~3月の販売数が落ち着いた4月中旬~5月頃になると、今度は中古車の需要が増えてきます。そうなると値下げをしてくれる販売店が増えてきます。
中古車はいつ買うのがお得なのか知りたい!
多くの人が中古車を買いたいと思う時期は価格が下がらず、需要が減ると価格が下がるのが中古車市場です。逆に言えば、他の人が車を欲しいと思わない、販売店にとっては中古車が売れない時期がお買い得な時期と言えるでしょう。
多くの人が車を欲しいと思わない時期というのは、
・長期休暇中、休暇の後
・ボーナス前
などです。時間やお金がない時はなかなか車を買いたいという気持ちにはなりません。
販売店が値引きをしてでも中古車を売りたいと思う時期は、いつでしょうか。それは、月末・年度末など販売台数を計算して目標を達成しようとしている時期です。常に売れ行きのいい販売店であればあまり価格に変化はないかもしれませんが、値下げが期待できるタイミングですので販売店の価格に注目してみるといいでしょう。
新車は契約をしてから納車までに時間がかかるので、契約をするタイミングが難しいです。(人気のある車種の場合、納車まで数か月かかることもあります)ですが、中古車の場合にはすぐに納車することができますから、月末に販売店を訪れてそのまま契約するというのもOKです。
中古車は年式が古くなると安くなります。ですが、値下げを待っている間に他の人に購入されてしまったら、二度とその車には出会えません。あまり値下げを待ちすぎて購入するタイミングを逃さないようにすることも重要です。