車を買いたいと思ったら・・・新車?中古車?
車を買う際には、新車と中古車の選択があります。それは、初めての車でも2台目以降となる車でも同じです。
新車や中古車・未使用車(新古車)を選ぶ際のメリット・デメリットを紹介します。
◎新車購入のメリット・デメリット
新車を選ぶメリットはなんといっても「好きな車を買うことができる」という点にあります。予算さえ許せば、自分が希望する通りの車を手に入れることができます。
反面、価格(予算)が高くつくというデメリットがあります。オプションなども思い通りにつけることができますが、その分費用が多く必要になります。
◎中古車購入のメリット・デメリット
中古車のメリットは価格が安いという点にあります。予算内でも自分が思っていた以上のランクの車が買えることもあるでしょう。
一方で、車に「当たり」「外れ」があるのも事実です。同じ車種を2台見つけたところで、全く同じ状態の車に出会えることはありません。状態を見極める目・前オーナーがどれくらい丁寧に乗っていたかなど、運に任せる状態も出てきます。
◎未使用車購入のメリット・デメリット
ディーラーで展示されていたり、試乗車として利用されていた未使用車は、新車よりも安く買えるというメリットがあります。
ただし、完全な未使用ではないため、多少の傷や走行距離があることがデメリットとなります。また、新車・中古車ほど流通していないため、希望する車種に出会える可能性が低くなります。車種などに特にこだわりがない方にはおすすめです。
どれくらいの期間乗りたいのか、で選ぶ
車が欲しいという時に、今から購入する車はどれくらいの期間乗りたいのかを考えてみましょう。
例えば、5年以上乗りたいと思うのであればローンを組んで新車を購入、ローンが完済するまで大切にその車に乗るのが良いでしょう。頭金など、始めにまとまった資金が必要になりますが、メーカーの保証もしっかりしているのでローンの支払い中は安心して乗ることができます。
取り急ぎ、今すぐ車が必要で、短期間だけ乗れればいいという場合には、中古車を選ぶのが良いでしょう。この選択をした場合、その中古車を長く乗り続けていると、故障したり部品交換が必要になってくることがあります。そうなるとちょこちょことした出費が増えるので、また別の車に乗り替えるのがおすすめです。
安い中古車をこまめに乗り換えるのは損?
まとまった資金が手元になく、数年おきに20~30万円で買うことができる中古車を乗り継いだと考えてみましょう。
20万円の中古車を2年ごとに買い替えると考えると、10年で100万円出費することになります。現実として、毎回20万円の中古車が見つかる可能性は低いので、予算を30~40万円に上げると10年間の出費額はすぐに150~200万円になります。
10年間で150~200万円の出費をすると考えると、新車のコンパクトカーやセダンタイプの車も買うことができます。今の新車は10年以上乗ることができますから、トータルで考えると中古車を乗り継ぐよりも新車を購入した方が結果的に得になるということです。
状態の良い中古車に出会うことができれば5~7年くらい乗ることも可能なため、一概に新車が得と言い切れない部分もありますが、ディーラーでの保証・点検・純正パーツで部品の交換などがしてもらえることを考えると、新車を購入するメリットは大きいと思います。
ローンを組むことができるのであれば、新車を購入した方がより大切に長く車に乗ることができると考えられます。
ある一定の時代や年式の車が好き、などこだわりのある方であれば、その年代の中古車を探して大切に乗るのもいいでしょう。車に対する思い入れは人それぞれですので、経済的な部分・自分が重視したい車選びのポイントなどを考慮してトータルで損得を考えると車選びの失敗が少なくなるでしょう。