中古車購入前に傷・ヘコミを見つけたらどうする?

中古車購入の注意点

丁寧に乗っていても車についてしまう傷

中古車を購入するなら、なるべくキレイなものがいいですよね。それは誰でも同じです。

ですが、車のオーナーになったことがある人ならわかりますが、どれだけ丁寧に車に乗っていても車には傷がついてしまいます。大きな事故ではないものの駐車時にこすってしまうこともあるでしょうし、こすったことがなくても走行中にはねた小石などで小さな傷がつきます。

大きな傷であればすぐに修理に出す方が多いでしょうが、小さな傷となるとそのままにしておくか、自分で修理キットなどを使って直す人もいるでしょう。

バンパーの傷であればそれでも良いのですが、ボディについた傷の場合は雨や風にさらされることで腐食する原因となってしまいます。中古車を購入する際には、ボディの小さな傷にも気をつけてチェックするようにしましょう。

パット見た目にわからない傷もあるかもしれません。そのような場合には販売店の方に、大きな傷やヘコミがあったのかどうかを聞いてみるようにしましょう。

中古車に傷やヘコミを見つけたらどうする?

中古車の価格は車についている傷やヘコミも考慮したうえで設定されています。ですから、店頭で傷・ヘコミを見つけたところで直してもらうのは難しいかもしれません。ですが、販売しているお店に修理工場がついているような場合には「この傷(ヘコミ)、何とかしてもらえませんか?」と聞いてみる価値はあるでしょう。

直せないという返事があるかもしれませんが、聞いてみて直してもらえればラッキーです。

あるいは、予算に近い価格まで値引きしてもらえている場合の交渉時に「傷(ヘコミ)の分も少し値引きしてもらうことはできませんか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

目立つような傷・ヘコミをそのままにして販売する店はあまりないですが、修理跡に気付いた際には値引き交渉してみると応じてもらえることもあります。

納車までに傷・ヘコミを直してもらう場合は?

中古車販売店で納車までに傷・ヘコミを直してもらえるように依頼した場合には、事前に修理代の見積もりをしっかりと確認しておくようにしましょう。無料でやってもらえると思っていると、納車時に請求書を渡された慌ててしまうこともあります。

実際にトラブルに発展することもありますので、誰が修理代を負担するのか、いくらなのかを確認しておきます。

修理代を確認する際には口頭ではなく、書面で契約を交わすようにしておきます。販売店側で費用を負担してもらう場合でも、契約書の備考欄などに「傷・ヘコミの補修を含む」という一文を入れておいてもらうと安心です。

車が納車されたら、傷・ヘコミがどれくらいキレイになったかも確認しますが、修理代がどうなっているのかも忘れずに確認しておきましょう。

愛車を査定に出す際の傷やヘコミはどうする?

自分が乗っていた車を査定してもらう際には、傷・ヘコミはそのまま出すのがおすすめです。傷・ヘコミがあると査定額が下がってしまうのですが、査定前に費用を負担して修理するほど査定額に影響があることもありません。

修理代の方が査定額より高くつくことが多いので、小さな傷・ヘコミは修理しないままで査定に出すようにしましょう。

査定前に自分で修理できる部分はやってしまおう、という方もいるかもしれませんね。修理キットできれいになる傷なら問題ありませんが、傷の上から塗料を塗って対処する場合には、その対応が査定の上でマイナスと判断されてしまうことがあるので注意が必要です。修理に慣れていない方は無理に修理することはやめましょう。

かといってプロに修理を依頼すると費用が高くついてしまいます。多少査定額が下がるとしても、傷・ヘコミはそのままにしておくのが良いでしょう。

修理した方が良いほどの傷・ヘコミがある車であっても、中古車販売店が買取後に直して販売してくれますので、査定に出す際はあまり神経質になる必要はありません。