中古車を買う前に後面のどこをチェックする?
車の後部は運転手が自分でバックの際にぶつけてしまったり、停車している時に後ろから追突されたりすることがあります。バックで軽くぶつかった程度であれば特に問題ないこともありますが、強い衝撃を受けた場合には車全体に影響が及びますので、しっかりとチェックしておきたいところです。
前部ほどしっかりと見ない人も多く、中古車販売業者も油断していることがあります。意外とぶつけやすい部分ですので、購入の際は確認を忘れないようにしておきましょう。
車の後面でチェックしておきたい部分はどこ?
まずは、トランクを閉めたままの状態でトランクのドア(テールゲート)とフェンダーまわりの隙間を確認します。隙間が歪んでいたり左右で隙間の幅が違っているような場合には、修理や交換された可能性が高いと考えられます。
また、ヘッドライトと同じくテールランプも衝撃でひびが入ったり破損することが多いポイントとなります。ドレスアップで交換する場合もありますが、多くは事故によって交換することが多い場所ですので確認をしておくようにしましょう。
ヘッドライトと同じく、片方だけ交換している場合は特に怪しいと考えられます。黄ばみ具合などが左右で違いがないかどうか確認しましょう。テールランプまわりの隙間が均一でない場合には交換された可能性も高くなりますので、隙間も要チェックです。
テールゲートを開けてチェックするポイント
テールゲートの外見がOKになったら、テールゲートを開けて確認をします。
エンドパネルの接合部分について、ボルトの塗装が剥げていないか・溶接の跡が歪んでいないか、をチェックしましょう。該当する点があった場合にはエンドパネルが交換されている可能性が出てきます。シーラーにも不備がないかどうか確認しておきましょう。
また、開閉がスムーズにできるか・ギシギシとした音や違和感を感じないかどうかもチェックしておきましょう。
車が後ろから大きな衝撃を受けた場合、リアフェンダー・ピラー・ルーフといろいろな部分に大きな影響が出ることがあります。室内も含めて歪み・交換跡・修理跡を慎重に確認するようにしましょう。
中古車の後面でチェックしたいその他のポイント
車の後面でさらにチェックしておきたいポイントを紹介します。意外とたくさんありますので、見落としのないように気をつけましょう。
◎タイヤハウス
後輪のタイヤハウスのフェンダーには、直径5~6mmほどの丸いスポット溶接跡があります。この溶接の跡が左右で違う位置にあったり、跡がないような場合にはリアフェンダーを交換した可能性があります。
◎リアバンパー
車庫入れ・駐車の際にぶつかりやすいポイントですし、後方から衝突された際にもダメージを受けます。歪み・傷・凹みなどがないかどうかをチェックしましょう。
◎マフラー
年式にもよりますが、マフラーにどのくらいの錆がついているかを見ておきましょう。ある程度年数が経った車には多少の錆がついていますが、穴が開きそうなほどひどい錆がついている場合は要注意です。
マフラーに錆があると、動力が落ちたり燃費が悪くなったりします。万一マフラーに穴が開いてしまうと車検も通らなくなってしまいます。
マフラーを交換する際の工賃はあまり高くありませんが、マフラーは高価なので購入前にきちんと見ておくのがおすすめです。錆がひどいものは選ばないようにしましょう。購入後に買い替えとなると高くついてしまいます。
◎ナンバープレート
後ろからの衝撃によって、後ろのナンバープレートにも歪みや曲がりが生じることがあります。ナンバープレートがついている中古車の場合には、正面からだけでなく角度を変えて確認をするようにしましょう。
前部のナンバープレートと同様に封印がついており、簡単には取り外せないようになっています。ただし専用の道具を使うことで交換が可能になっています。