高速道路の渋滞が起きやすいポイントと対策法

車の燃費・乗り方

高速道路で避けたいものNo.1は渋滞!

GWや夏休み・お正月など大勢の人が一斉に休みになる時期には、決まって「高速道路は○kmの渋滞です」というニュースが出ます。実際に出かける予定を立てる際にも、渋滞を覚悟して高速道路を使うか渋滞を避けて一般道を使うか、悩むものです。

小さなお子さんがいる家族でのドライブでは、トイレやぐずり・おむつ替えなどのタイミングもあるので、渋滞は避けたいものです。

そこで今回は高速道路で渋滞が起きやすいポイントや、渋滞の際にどのような対策を考えておくのがいいのかを紹介します。

高速道路での渋滞はなぜ起きる?原因は?

高速道路で渋滞が起きやすいポイントというのはある程度決まっています。渋滞が起こりやすいポイントをみていきましょう。

◎上り坂・サグ

同じスピードで走るために一定の感覚でアクセルを踏み込むことが多い、高速道路での走行。平地からゆるい上り坂に差しかかった場所や、横から見るとゆるいV字のように見える下り坂から上り坂へと切り替わる場所(サグ)などでは、上り坂になったことに気付かず、車のスピードが落ちやすくなります。

一台の車が前の車との車間距離を気にしてブレーキを踏むと、その後続車もブレーキを踏み、その後続車も・・・という連鎖が起きると渋滞が始まります。

高速道路での渋滞の約6割が上り坂・サグで発生しています。

◎トンネルの入り口

明るい場所から暗い場所に入ると、一瞬視界が悪くなります。そのことでついアクセルをゆるめてしまうドライバーがいます。後続車がブレーキを踏む連鎖がここでも起きやすいので、渋滞ポイントとなります。

渋滞の約2割の原因がトンネルの入り口です。

◎合流部

インターチェンジやSA・PAからの合流部でも渋滞が起きやすくなっています。合流する車を入れるためにブレーキを踏んでスピードをゆるめるドライバーがいることが原因と考えられます。

渋滞の1割強が合流部で発生します。

◎料金所

最近はETC搭載車が増えたため、料金所で完全に停止する車の数は減りました。ですが、スピードを落とす必要がありますし、その後は車線に戻るための合流もあるため、渋滞となることがあります。

渋滞の原因の約1%と少数ですが、原因になりうるので気をつけましょう。

高速道路で渋滞発生!どこを走れば早く着く?

高速道路で渋滞に遭った時、多くのドライバーが「早くこの状況から抜け出したい」と考えます。走行車線と追い越し車線、どちらを走った方が早く抜けられるのでしょうか。

渋滞の発生したタイミングや渋滞の長さにもよりますが、一般的には「走行車線を走った方が早く目的地に着く」と言われています。それは、渋滞が発生しそうになったら、多くのドライバーは「追い越し車線を走れば早くなる」と考えて追い越し車線へと進路を変えるからです。

意外に思われる方も多いかもしれませんが、高速道路の渋滞は追い越し車線で始まって走行車線に影響が広がってしまうのです。

高速道路で「道が混んできたな」と思ったら、焦らず走行車線を走ってみるようにしましょう。

高速道路で渋滞!一番困るのはトイレ

「次のSAで休憩しよう」と思っている時に、渋滞に巻き込まれたりすると心配になるのがトイレですね。大人だけのドライブであればまだしも、子どもが乗っていると「我慢して」というにも限界があります。

事前に渋滞情報を得ていれば、早めに休憩を取ったり渋滞発生場所より手前のインターチェンジで高速道路を降りて一般道を走るのが安心です。ですが、高速を降りられないこともありますし休憩場所でもトイレに行列ができていることも多々あります。

そんな時のために車に積んでおきたいのが「携帯用トイレ(簡易トイレ)」です。カー用品店やインターネットで購入することができますので、呼びも含めていくつか持っておくようにしましょう。値段もさほど高くないですし、保管場所もとりません。いざという時のために持っておいて損はありません。