DIYで塗装やフィルムを貼るのは可能?業者に出すより得?

車の燃費・乗り方

車の塗装は自分でできる?用意するものは?

気が付くと車に小さな傷がついていることがあります。そのような場合には、カー用品店で購入できるタッチペンやスプレーで傷の部分を目立たないようにすることができます。

ですが、大きな傷を隠そうとしたり、ボディ全体の色を変えたいと思うような場合には大掛かりな準備が必要となります。

・作業場所(風・ホコリが入りにくいこと、換気性がいいこと)
・マスキングできる素材(フィルムやテープ)
・作業着(汚れてもいい服・手袋・ゴーグルなど)
・パテ
・カラースプレーまたはスプレーガン
・クリア剤・ぼかし剤
・コンパウンド

上記のような設備・道具を準備できたとしても、うまく塗装ができないことがあります。よくある失敗例を紹介します。

・塗装の中にホコリやゴミが入り込み、ブツブツができてしまう
・古い塗装がきちんと剥離されておらず、ゆず肌になる
・塗装が一定に行われず、ムラができる

DIYによる車の塗装は、業者に頼むより安くできないことはありません。ですが、よほど腕(技術)に自信がない限りデメリットが大きいとしか言えません。

車の塗装、業者に依頼するといくらぐらい必要?

自分で挑戦するのが難しい車の塗装ですが、業者に依頼するといくらぐらいかかるのでしょうか。

・キズ
10cm×10cm程度 13,000円~23,000円程度
10cm×20cm程度 20,000円~30,000円程度
10cm×30cm程度 25,000円~35,000円程度

・全塗装
ソリッド 20万円~38万円程度
メタリック 25万円~48万円程度
パール 30万円~50万円程度

依頼する業者や車の大きさ・塗装の質などによって変わりますが、大まかな費用の目安にしてください。

サイドやリアウインドにフィルムを貼る!自分でできる?

日本ではフロントガラス・運転席・助手席側のウインドにフィルムを貼ることに規制がかかっています。(可視光線透過率70%以上)そのため、市販のフィルムを貼ると、車検が通らなくなってしまいます。

しかし、ウインドにフィルムを貼ることにはメリットもあり、後部席のサイドやリアウインドにフィルムを貼っている車が多く存在します。

◎フィルムを貼るメリット

・万が一、窓ガラスが割れても飛散しにくい
・日光を遮り、車内の色褪せが予防できる
・紫外線カットフィルムであれば日焼けが予防できる
・車内を外から見られにくくし、プライバシーを守る
・車内のものが見えないので、盗難されにくくなる

車を購入した際に、サイドやリアウインドのフィルムがすでに貼られていることもありますが、貼られていない場合には自分でできるのでしょうか。

昔は、見るからに「自分で貼りました」と言わんばかりにシワのたくさん入ったフィルムを貼っている車が多かったように思います。これは、カー用品店などで車種のウインドに合わせた形に切られたフィルムが売っていますが、湾曲しているガラスにきっちりと貼るには、それなりの技術がいるということです。

それゆえに、自分でフィルムを貼ることはあまりおすすめしません。

車のウインドについては、国家技能検定が行われており検定に合格した技術者がいる施設で貼りつけを依頼すれば、間違いなくキレイにフィルムを貼ってもらうことができます。

気になる工賃ですが、依頼する工場やカー用品店にもよりますが、軽自動車で17,000円~20,000円程度、普通乗用車で25,000円~35,000円程度と言われています。ショップで見るDIY用のフィルムの値段を見ると、「高い!」と感じる方も多くいるかと思いますが、そこはやはりそれだけの技術が必要だからと考えましょう。

自分でフィルムを貼って失敗して、再度業者に頼むと2度手間にもなりますし費用もかかります。初めから業者に依頼して、一度でキレイに貼ってもらえた方がストレスもなく、いいのではないでしょうか。