ETC導入率は約9割!導入の流れと搭載するメリット・デメリット

車の燃費・乗り方

あなたの車にETCはついている?導入率は実に9割

国土交通省が公表しているデータや、一般のアンケートの結果によると回答者の約9割にあたる方が「ETCを導入している」という回答をしているようです。

導入当初はいろいろと言われていましたが、すっかり定着した感があります。いまだにつけていない人が約1割いるということで、ETCを導入することについてのメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

ETC導入についてのメリット・デメリット

ETCを導入するにあたっての、メリット・デメリットを紹介します。

◎メリット

・料金所の通過がスムーズ

「一般」の料金所では通行料やレシートの受け渡しで、必ず車を停止させる必要があります。ですが、ETCを搭載していれば時速20km以下のスピードで車を停止させることなく料金所を通過することができます。

・通行料がお得

ETCを搭載している車は、一般の車に比べて通行料金が安く設定されていることが多くあります。高速道路を良く使う方にとっては、大きなメリットになります。

また、利用する高速道路にもよりますが、深夜・休日・平日の朝夕などには割引が適用されることもあります。

・マイレージサービスがある

「ETCマイレージサービス」というシステムに登録をしておくと、ETCを利用した料金に応じたポイントが貯まり、通行料の支払いとして利用することができます。

・ガソリンの節約になる

料金所での停止・発進がなくなるため、ガソリン代の節約につながります。また騒音・排気ガスの軽減にもつながるため、環境にも優しいというメリットが生まれます。

・左ハンドル車に便利

多くの料金所は車の進行方向に対して右側に窓口が設置されています。左ハンドルの車に乗っていると、一般レーンでの支払いが大変ですがETCを利用すればその手間が省けます。

◎デメリット

・専用の車載器が必要

ETCを利用したいと思ったら、必ず必要になるのがETC車載器です。新規に購入・取り付けを行う場合、約15,000円ほどの費用が必要となります。高速道路の利用が少ない方にとっては、損になることがあります。

・カードの発行申請が必要

今やETCカードにもいろいろな種類があり、手続きも様々です。種類によっては発行手数料や年会費がかかるものもありますので、慎重にお得なものを選ぶ必要があります。

・カード申請から受け取るまでに時間がかかる

カードを申請してから手元に届くまでには約2週間はかかると考えておきましょう。GWやお盆・年末年始の帰省前に入手したいと思う方は、要注意です。

・カードの出し入れが面倒

ETCを利用する前には車載器にカードをセットする必要があります。セットし忘れていると料金所で停められてしまいます。かといって、入れっぱなしにしておくのは盗難のリスクもあり、危険です。

この一連の作業を面倒だと感じる方には不向きかもしれません。

ETCを取り付けたい!と思ったら?手順が知りたい

ETC車載器の購入・取り付け費よりも高速道路での割引率の方がお得だと感じる方はETC車載器を導入しましょう。手続きについて紹介します。

・ETC車載器の購入

カー用品店や専門店で、ETC車載器を購入します。アンテナとカード挿入部が一体になったもの・別になったもの・ビルトインタイプなど種類があります。使いやすさなどを考えて選びましょう。

・ETC車載器の取り付け

ETC車載器は専門店にて取り付けてもらう必要があります。その際は、取り付けとセットアップを同時に行ってもらうようにしましょう。セットアップをしていないと、いくら車載器にカードを入れても使うことはできません。

車載器の取り付けには「車検証の写し」「車載器」「本人確認書類」が必要となります。

・ETCカードを作る

カードにもETC専用カード・クレジット機能付きの一体型カードの2種類があります。どちらの場合にも審査があります。年会費などが必要なものもありますので、比較してみましょう。

上記の手続きがすべて完了したら、無事にETCが使えるようになります。今までとは違う、料金所でのスムーズな通過を楽しんでください。