加入率約88%!なぜみんな任意保険に加入するの?
自賠責保険では、事故を起こした際に相手側のけが・死亡時のみの補償がされています。補償内容の範囲の狭さと万が一の補償額の少なさに不安を覚える人が多く、ほとんどの方が任意保険にも加入しています。その割合はなんと約88%と言われており、年々増加傾向にあります。
保険に入っていても実際にお世話になる機会は少ないですが、万が一の際に頼りになるのが任意保険です。安心のために加入しておくのが賢いと言えるのではないでしょうか。
自賠責保険と違って任意保険の補償は充実!
では、任意保険の補償内容についてみていきましょう。
任意保険にはいろいろな保険の種類があります。具体的な例を挙げてみると、以下のようになります。
・対人保険
・対物保険
・車両保険
・搭乗者傷害
・人身傷害補償
・無保険車傷害
・自損事故
・ドライバー保険
事故を起こした際に、相手だけでなく自分の車や相手のもの・搭乗者のけがなどにも補償されるのが、ドライバーとしては嬉しいポイントです。
加入の可否については選択できるものもありますが、自家用自動車保険に加入した場合には対人保険・対物保険・車両保険・搭乗者傷害・自損事故・無保険車障害がセットになっています。
さらに補償される保険金額は制限があるものもありますが、対人・対物に関しては無制限とされているものが多く、充実した補償内容になっています。
任意保険に合わせて補償を厚くできる特約とは?
任意保険には、先ほど紹介したメインとなる契約(主契約)に追加することができる「特約」があります。自分の思い通りに補償を厚くしたい部分に特約を付加することで、いざという時により役立ってくれる保険にすることができるのが特徴です。
代表的なものをいくつか紹介します。
◎運転者に関する特約
・運転者限定特約
車を運転する人を制限することによって保険料を安くすることができる特約です。契約者本人だけでなく、家族限定・配偶者限定など細かく設定することができます。
・子供特約
契約者の年齢で保険を契約し、その条件のまま契約者の子供が運転しても補償が受けられるようになっている特約です。通常、契約者の年齢が低いと保険料が高くなりますが、その点をカバーできるのが特徴です。
・臨時運転者特約
契約者や家族以外の人に車を運転させることが多い方におすすめの特約です。運転者限定特約との併用はできませんが、運転手の年齢に関係なく補償を受けることができます。
◎車に関する特約
・新車特約
車が全損してしまった場合に、新車を購入する費用を負担してくれる特約となります。購入する新車の価格は契約時に決めますが、その範囲内であれば補償が受けられるのが特徴です。
・他者運転危険担保特約
他の人が所有している車を運転している際に事故を起こした場合に補償をしてくれる特約です。車の所有者の保険に迷惑をかけないのがポイントです。
◎人や物に関する特約
・ファミリーバイク特約
原付自転車・排気量125㏄以下のバイクを運転している際に事故を起こした倍位に補償をしてくれる特約です。契約者の家族がバイクに乗るような場合には安く加入できるという利点があります。
・個人賠償責任特約
自動車以外の事故でも補償を受けられる特約です。最近注目度の高い、自転車による事故も補償の対象となっているのが特徴です。
◎その他の特約
・弁護士費用特約
事故の相手と交渉をする際に、弁護士に依頼する時に役立つのがこちらの特約です。弁護士への報酬・訴訟費用などを補償してもらうことができます。
いかがでしょうか。紹介した以外にもいろいろな特約があります。
自動車保険の特約については、契約する保険会社によって種類・補償内容が異なってきます。自分がどのような補償を受けたいのかを良く考えて選択をするようにしましょう。
種類が多すぎて迷ってしまうこともあると思いますが、経験者や口コミなどの意見を参考にして絞り込むのがおすすめです。