我が家の車を買い替えた!自動車保険はそのままでOK?

自動車保険の選び方

手続きを忘れると保険金が受け取れない!

自動車保険に入っていると、万が一の時にも安心ですね。ですが、いざ保険を使おうと思った段階で「保険金が受け取れない」というケースが発生することがあります。

自動車保険に入っているのに保険が使えないというケースで多いのは、以下のような場合です。

・契約内容と年齢条件が合っていない人が運転していた
・運転者限定割引を付けていた
・車を買い替えたにもかかわらず手続きをしていなかった

3つのうち、年齢条件や運転者限定割引については契約者自身が事故を起こしてしまった場合には必ず保険金は支払われます。誰かに車を貸して事故が起きた場合によくあるパターンです。

車の買い替えについては、契約者が自動車保険についての理解をきちんとしていなかった時に起こります。

自動車保険は「車と契約するものである」と考えておくとミスが減るかもしれませんね。車との契約ですので、乗る車が変わった時にはきちんと保険会社に手続きをしておかないと、保険金がもらえなくなります。

その大切な手続きは「車両入替」となります。保険を更新するタイミングではなく、車を乗り換えたタイミングで更新しておかないと大変なことになってしまいます。

今回は、車両入替について詳しくみていきたいと思います。

車両入替の手続きはどのタイミングですればいい?

車を乗り換える場合、手続きを怠ったまま新しい車に乗って事故が起きてしまうと、保険金が受け取れなくなってしまいます。そのようなことを防ぐためにも、「保険がきかない期間」はゼロにしておく必要があります。

まず、今契約している車を手放して新しい車に乗りかえる場合、ディーラーや業者から新しい車の納車日が知らされます。納車日がわかった時点で、自動車保険を契約している会社に連絡を入れるようにしましょう。

「車を買い替えるので、車両入替の手続きをしたい」と伝えるだけで手続きは進みます。連絡するのは保険会社の担当者でもいいですし、コールセンターでも問題はありません。

この時気をつけたいのは「車によって保険料が変わる」ということです。自動車保険は契約する車の車種によって保険料が変わるため、差額が発生することがあります。これまでの契約より保険料が上がる場合には、差額を支払う必要が出てきますので注意が必要です。

新しい車が納車された時には、自動車保険も新しい車で契約を済ませておかないといけません。もし納車が遅れてしまう場合には、元の車の契約を伸ばしてもらえるように、保険会社に連絡を入れるようにしましょう。

この手続きを忘れていると万が一の際に保険金が受け取れず、自己負担になってしまいます。

車両入替の手続きを忘れた!その時どうする?

車の買い替えにウキウキしていて、自動車保険の車両入替の手続きを忘れてしまった!ということが一般的に多くあります。また、車両入替の手続き自体を知らない方も多くいるようです。

もし、車を買い替えたにもかかわらず車両入替の手続きをしていなかったらどうなるのでしょうか?

「保険金が受け取れない」

答えは、この一言に尽きます。自動車保険の車両入替の手続きをしないまま新しい車に乗っていて事故に遭うと、何も補償を受けられないことになります。

ただし、契約している自動車保険に「車両入替における自動保障特約(自動担保特約)」がついている場合には、車の買い替えから30日以内の事故であれば新しい車での事故も補償を受けられることになっています。この場合、基準となる日は「車検証に記載されている日」となります。車検証に記載されている日から31日以降経っていると、補償は受けることができません。

また、保険の補償額については契約時の車のまま(古い車のまま)となりますので、新しい車の修理代などがすべてもらえるとは限りません。

万が一の際に損をしないためにも、車を買い替える際には自動車保険の「車両入替」の手続きを忘れずにしておくようにしましょう。