任意保険を見直す際のポイントと注意する点

自動車保険の選び方

任意保険の見直し、きちんとしていますか?

自動車保険で約9割弱の方が加入している任意保険は、基本的に1年ごとの更新となっています。特に問題がなければ同じ補償内容のまま契約を更新することが多いのでは?と思いますが、実際には更新時期がくるたびにきちんと見直しを行うことが大切です。

というのも、保険の見直しには契約する保険会社を変えるという意味だけでなく、「契約の内容を見直す」ということも含まれるからです。自分に合った契約内容に変更をすることで保険料が安くなることもありますので、必ず保険内容を見直すようにしましょう。

任意保険の見直しはどのタイミングで行うのがいい?

保険会社から保険の更新の案内が来るタイミングでの見直しが、一番忘れずに行えるポイントですが、保険会社を乗り換えるタイミングも上手に利用しましょう。

◎等級を落とさないために

自動車保険の契約する会社を乗り換えるとしても、タイミングを合わせれば現在の等級を上げることができます。そのポイントは、「保険の満期日」と新しい保険契約の「始期日」を同じにすることです。

もし手続きが遅れてこの日がずれてしまうと、これまでの引き継がれずリセットされてしまうことがあります。

◎ライフスタイルに変化があった

新車の購入や、家族が運転免許を取った場合などには、保険の更新時期に関係なく保険の見直しを行うようにしましょう。車の使用頻度・走行距離にが変わることで、必要な補償内容が変わってくるからです。新車購入の場合には「新車割引」などが適用される保険に変えた方が得になる場合もあります。

任意保険の見直しで気を付けたいポイント

任意保険を見直す際に気を付けるポイントを紹介します。

◎使用目的の見直し

車で通勤をしていたのが電車に変わったりしたような場合には、使用目的を「通勤・通学」から「日常・レジャー」に変更するようにしましょう。車の使用頻度が変わることで、保険料が安く抑えられることが多くあります。

◎年齢による条件の見直し

契約者・運転者の年齢が高くなれば保険料は安くなります。ですが、年齢の条件による保険料の変更については保険会社への申告が必要となります。保険会社によって年齢条件の設定が変わってきますから、更新のタイミングで契約の内容と年齢条件を確認するようにしましょう。

◎運転者限定特約の見直し

車を運転する人を限定することによって、保険料が変わってきます。一人暮らしで自分しか運転しない場合・夫婦で運転する場合・子供も含む場合など、今の生活と契約内容が合っているかどうかを確認しましょう。

◎走行距離の見直し

使用目的とともに、年間の走行距離も保険料に関係してくる要素の一つとなっています。使用頻度・よく行く行き先などによって保険料が変わってきますので、引っ越しなどをした際には走行距離の見直しもするようにしましょう。

◎車両保険の見直し

任意保険の保険料の約半分を占めているのが、車両保険です。「一般タイプ」と「エコノミータイプ」がありますが、車両自体の価格が100万円以下になる場合には、車両保険を外すと保険料が安くなります。逆に車両価格が200万円以上するような場合には、必ず付けておいた方が万が一の場合に得をすることになります。

車の価値をしっかりと見極めて、タイプを選んだり車両保険を外す選択をするようにしましょう。

◎保険会社の見直し

同じ補償内容で契約をしても、保険料が変わってくるポイントとなるのが「保険会社の違い」です。特に代理店型の自動車保険に加入している方は、ダイレクト型の保険に乗り換えるだけで2~3割ほど保険料を安く済ませることができるようになります。今の保険内容をそのまま入力して無料見積もりをしてもらうようにしてみましょう。

ダイレクト型保険については、申し込み・変更の手続きを自分でする必要がありますが、補償の内容や事故対応については代理店型と変わりありません。任意保険の保険料を安くしたいと考えたら、一度ダイレクト型も検討してみましょう。