我が家に車がやってきた!任意保険にはいつ入る?

自動車保険の選び方

車を買ったら入っておきたい自動車の任意保険

車を所有すると「自賠責保険」に強制的に加入することになります。ですが、自賠責保険では万が一の際に入手できる補償額がほとんどのケースで十分ではありません。

例えば、車を運転中に歩行者と衝突して亡くならせてしまったとしましょう。自賠責保険では、このようなケースでは最高3,000万円を受け取ることができます。被害者の年齢や性別によっては1億円の賠償請求をされることもありますので、自賠責保険にしか加入していなかった場合には差額分を自己負担しなければならなくなります。

任意保険に加入していれば、被害者に支払われる保険金額が無制限となっていることが多くあります。万が一、1億円の賠償請求をされるような事故を起こしても任意保険に入っていれば安心ですね。そのため、約9割近くの方が「任意保険」に加入しています。

では、新しく車を入手する際には、どのようなタイミングで任意保険に加入するのがいいのでしょうか。

任意保険には車検証入手時に加入するのがおすすめ

車を購入すると、車検証ができあがります。車検証ができあがった時点で任意保険に申し込むとスムーズです。

誰かから車を譲渡してもらうような場合にはすでに車検証がありますが、名義が違いますので名義変更を済ませてから手続きを行うようにしましょう。必ず、自分名義の車検証で保険に加入する手続きを行います。

初めて車を購入する方は、ディーラー経由で任意保険を契約する方が多いかもしれません。ですが、保険料を抑えようと思うならネットで契約できるものがおすすめです。ネット保険の場合にも車検証があれば手続きができますので、自分で加入手続きをします。

ネット経由で任意保険に加入!気をつけるポイントは?

車検証は、車が納車される数日前にはできあがっています。ディーラー経由で任意保険に加入する場合はお任せして大丈夫ですが、ネット保険に加入する場合には車検証ができあがったらFAXなどで送信してもらえるようにしておきましょう。

手元に車検証が届いたら、ネット保険の契約手続きを行います。

ネット保険の手続きを行う際は、「車の納車日」と任意保険の「補償開始日」を同じ日にしておくのがポイントです。このことで、車が納車された日から保険の補償を受けることができるようになります。

万が一、任意保険の加入手続きが納車日より遅れた場合には、任意保険の加入手続きが終わるまで車には乗らないことが大切です。万が一未加入の状態で事故を起こしてしまうと、全てが台無しになってしまいます。

車を入手する際は、
・車検証入手
・任意保険の加入
・納車(保険開始)
という流れになるように手配しておくことが大切です。

任意保険の乗換えのタイミングはいつがいい?

任意保険は契約期間中でも乗換えは可能です。保険会社を変更しても、以前の等級が引き継がれるため特にデメリットもありません。

ただし、契約途中で保険を乗り換える際には「保険期間通算特則」を利用しなければなりません。任意保険は1年間無事故でいると等級が1つ上がります。ところが契約途中で保険を乗り換えると、乗り換えた保険の契約日から1年間、同じ等級のままでいることになります。

このような事態を避けるために「保険期間通算特則」を利用します。保険期間通算督促を使うと、旧契約の保険会社と新契約の保険会社の契約を通算して考えることができるため、旧保険の満期日に等級を1つ上げることができるようになります。

保険期間通算特則を利用するためには、旧契約の解約日と新契約の開始日が同じであることが条件となります。保険に加入している期間が継続していることがポイントとなります。まれに保険の乗換え時に旧契約の解約処理が遅れてしまうこともありますので、解約証明書を出してもらうよう依頼しておきましょう。

任意保険は契約期間が1年のため、契約途中に「保険期間通算特則」を利用して乗り換えるよりも、契約更新の際に保険の乗換えを考える方が多くいます。特に問題はありませんが、保険料を少しでも安いものにすぐに乗り換えたいという場合には「保険期間通算特則」について知っておくといいでしょう。