後悔しない新車選びのポイントはコレ!最終決定は慎重に

新車購入の注意点

異なるメーカーのディーラーに競合させてみる

手に入れたい車のタイプや予算が決まったら、いろいろなメーカーの車種を比較してみましょう。各メーカーは別のメーカーの同じタイプの車を「ライバル」として考えています。

同じタイプで同じような価格の車について予算を出してもらうことで、競合させることができるため新車の価格を下げることができる場合があります。

事前に自分が一番欲しいと思った車と他の同じタイプの車2種類くらいを選び、3つのディーラーを回ってみるようにしましょう。ディーラーを回る際は、訪れたディーラーの車は2番目の候補であるように伝えます。本命が他の車であることを伝えながら話を聞くことで「うちの車を買ってもらいたい」と担当者に思わせることができれば、価格の値引きが大きくなっていきます。

正規ディーラーとサブディーラーの違いを知ってる?

車のディーラーと一言でいっても、実は「正規ディーラー」と「サブディーラー」があります。正規ディーラーはメーカー直列となっていますが、サブディーラーは中古車販売店・整備工場などで新車を扱っている販売店のことを指します。

正規ディーラー・サブディーラーの違いを詳しく見ていきましょう。

◎正規ディーラー

必ず一つのメーカーの看板を掲げて、自動車メーカーから直接車を仕入れて販売しています。トヨタであれば「トヨタ」「トヨペット」「カローラ」「ネッツ」の系列がありますが、それぞれ取り扱っている車が異なっています。そのため「トヨタの車が欲しい」と思っても、訪れる店によって取り扱っていないこともあります。

メーカーからの縛りが厳しく基準も定められているため、値引きにも限界があります。

◎サブディーラー

いろいろなメーカーの看板を掲げて、幅広い車種を取り扱っています。正規ディーラーから仕入れた車をユーザーに販売するシステムになっていますが、メーカーからの指導がないためギリギリまで値下げしてくれることがあります。

また、購入後の整備や保険商品も取り扱っていることが多いため、長い付き合いになることも多くあります。車を乗り換える際も、メーカーに関係ない買い替えがしやすいというメリットもあります。

メーカーで入手した見積書は見せないようにする

車を安く買いたいために、メーカーで入手した見積書を他のメーカーに見せてしまうのがいいと考えてはいけません。見積書に書かれた値段を基準に、それより安い金額を提示すればいいと思われてしまうと、本来の値引きをしてもらえない可能性が高くなります。

場合によっては見積書を見せた方がいいこともありますので、どのような場面で見積書を提示すべきなのかを見ていきましょう。

◎値引き交渉が最終段階の時

いくつかのメーカー、ディーラーで見積もりをもらったら、本命の車を決めて最終の交渉に臨みましょう。たとえ本命の車であっても、本命ではないようなふりをして、「安ければこちらの車を買いたい」と交渉してみましょう。

他社の出した見積もりよりも本命の車を安く手に入れることができるかもしれません。

◎姉妹車の比較をしたい時

同じメーカーの車でも、姉妹車(例:トヨタのノアとヴォクシー・トヨタの86とスバルのBRZなど)やOEM車(例:トヨタのパッソとダイハツのブーン)などの場合には、見た目や機能の面が同じことがよくあります。

よほどこだわりの部分がない限り、これらをそれぞれのディーラーで比較検討すれば低価格を提示されることがあります。

◎同じ車を別の販売店で比較する時

1つの車種を購入する場合でも、系列が違ったり都道府県が異なるだけで値引き率が変わってくることがあります。購入したい車が決まった場合でも、販売店を変えて見積もりを出してもらうのも一つの方法です。

県境に住んでいる方などの場合には、少し足をのばして隣の県のディーラーを訪れてみるといいでしょう。

車の色はいろいろな条件で確認をしておこう

車の色はカタログやショールームにある車で知ることができます。ですが、明るい場所で確認しておくのが一番のポイントです。

実際に車に乗る際は外で自分の車を見る機会が増えます。太陽の下で見ると色の印象が変わってしまう場合もあるため、「なんか違う」と思うことを防ぐためにも太陽の光で車を見ておくことをおすすめします。