車選びで失敗しないためにはどうすればいい?
車は誰にとっても大きな買い物であることは間違いありません。欲しいと思った車をすんなりと購入できればいいのですが、予算や駐車場などの関係から自分の希望をすべて満たしてくれる車を購入できないこともあるでしょう。
そのような場合には、自分の希望のうちいくつかをあきらめる必要が出てきます。何を優先して、何をあきらめるのか、を考えてなるべく希望に沿った車を選べるようにしましょう。
まず初めに車の用途を考えておこう
「車が欲しい」と思ったら、まずは車をどのような場面で使うのかを考えましょう。それによって、ある程度車のタイプが決まります。
◎車に乗る人数は?
毎日、通勤で1人だけで乗ることが多いのであれば、軽自動車という選択肢も出てきます。家族で週末に出かけることが多いのであれば、ファミリー向けの車がいいでしょう。
現在は夫婦だけの家族でも、車を長く使いたいと思ったら将来的に家族が増えることも考えた車選びが必要になってきます。家族が増えた時に買い替えをする予定であれば、今の状況にあった車でも大丈夫です。
◎車に乗る人はどんな人?
大人だけが車に乗る場合には、どのような車でも不便は感じないかもしれません。ですが、小さな子供がいる家庭では「スライドドア」がついた車が便利です。車のドアを開閉するたびに隣の車とのスペースを意識する必要がなくなります。
加えて、地上からの床の高さが低いものはお子さん・高齢者を乗せるには便利です。どんな人を乗せるのか、も車選びのポイントになります。
◎どんなシーンで乗ることが多い?
通勤に使う・買い物に出かけたい・趣味にも使いたい、などどんな場面で車を使うことが多いのかを考えておきましょう。一番使いたいシーンで「不便だ」と感じてしまうとストレスが大きくなります。
◎その車を運転する人は誰?
車を購入後、その車をメインに運転する人の意見はなるべく尊重するようにしましょう。
家族みんなが乗るとはいえ、運転するのがパパである場合にはパパが運転しやすい車を選ぶのがおすすめです。あるいは、平日にママが子ども達の送迎に使うことが多いのであれば、ママが運転しやすい車を選ぶべきです。
運転する人が初心者である場合には、小回りが利く・ボンネットが低い・サイズが小さいという車が運転しやすくなります。バックモニターがついているとさらに安心です。
車を選ぶ際のポイントを並べてみよう
続いて、車を買う際にポイントとなるものを書き並べてみましょう。
・車のタイプ(セダン・ワゴン・軽自動車など)
・メーカー
・車種
・グレード、ボディカラー
・価格(予算)
・燃費
・排気量(馬力)
新車を買いたいと思った場合には、上記7つのポイントを考えてみましょう。中古車を買いたい場合には、以下のポイントを加えると良いでしょう。
・オプション(カーナビ・オーディオなど)の有無
・年式
・走行距離
・車検の残り期間
・事故や修復歴の有無
まずは、上記のポイントの中で「これだけは譲れない」と思う項目を4~5個程度選びます。その中で優先順位を決めてみましょう。おのずと何を優先して車を選べばいいのかがわかってきます。
優先順位に合わせて車を選ぶことで、自分の希望に近い車が選べるようになります。
最終的に2車種までに絞りこんで比較検討
これまでに紹介してきた方法で、自分の希望に近い車が絞り込めてきたら、最終的に2車種にまで絞り込んでみましょう。ここまできたら、あとはその2つの候補を見比べて検討するだけです。
カタログのそれぞれの仕様が書かれたページを並べて比べてもいいですし、自分で気になるデータを抜き出して比べてみるのもいいでしょう。
それぞれの優れている項目に丸をつけてみると、どちらの車が自分に合っているかがわかりやすくなるかもしれません。
そして、改めて運転する人・同乗する人・乗るシーン・使用目的なども考えて、最終的に購入する車を決めてください。