世界中で愛されている電気自動車とは?
日本が誇る電気自動車の代表といえば日産・リーフではないでしょうか。2010年に初代リーフが発売されましたが、2018年4月には国内での販売台数が10万台を突破、世界中では2019年3月に追啓販売台数40万台を突破しています。
この数字は電気自動車としては史上初となる数字です。
世界規模で愛されている電気自動車はEVと表記されます。これは「Electric Vehicle」の略で、電気の乗り物という意味がありますのでそのまま電気自動車と訳されて使われています。
電気自動車にはエンジンが搭載されておらず、電気モーターが搭載されています。バッテリーに蓄えた電気を利用して走行するため、CO2や排気ガスを排出せず環境にやさしい乗り物となっています。
そんな電気自動車のメリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。
電気自動車のメリットについて知ろう
では、電気自動車のメリットを紹介していきましょう。
◎環境にやさしい
電気を動力源にしているため、走行中に排気ガスを排出することがありません。地球温暖化を防ぐためにも大切なアイテムの一つです。
◎ランニングコストが安い
モーターによって作り出される動力を無駄なく利用することができるため、燃費(電費)がいいのが特徴です。ガソリン車よりもランニングコストがかからないというメリットはあまり知られていないかもしれません。
自宅で充電を満タンにする際にかかる電気代は約300円と言われていますが、満タンの充電で走ることができる距離は200㎞以上にもなります。
◎補助金や減税が受けられる
電気自動車を購入する際は国・地方自治体から補助金が出ます。また、新車購入時の自動車取得税が非課税になったり、中古車購入時に控除されたりもします。
◎加速がいい
電気モーターによる加速には限界がないため、スムーズな走り出しをすることができます。加減速がスムーズにできるということは高速道路での走行もスムーズに行えることを意味しています。
◎操作が軽い
全て電気による制御になっているため、操作性が良くなっています。もちろん、車内での携帯電話やパソコンへの充電や電気の供給にも困りません。
◎オイル交換が不要
電気モーターを使っているため、エンジンオイルなどの交換が不要になっています。
◎ブレーキパッドの寿命が長い
日産リーフの場合は回生ブレーキを使用しています。アクセルペダルから足を離すことで自動的にブレーキがかかり、そのエネルギーをバッテリーの充電に利用するため、エネルギーの有効活用になります。
回生ブレーキは「抵抗」を利用して車を減速させるので、ブレーキパッドの寿命が長くなります。
◎走行が静か
エンジンを持たない電気自動車はエンジンをかける際の音や停車中のエンジンの音などもしません。走行中も車内がとても静かという特徴があります。
電気自動車のデメリットについて知ろう
続いて、電気自動車のデメリットを紹介します。
◎家庭での充電に時間がかかる
ガソリン車はガソリンスタンドに数分ほどいれば満タンになりますが、電気自動車の場合はフル充電をするためには一般家庭の電源では数時間必要となります。
急速充電できる充電スタンドを利用しても8割程度の充電をするためには20~30分ほどかかります。買い物のついでに充電をするなら十分ですが、ガソリンに比べると時間がかかってしまいます。
◎充電スタンドが足りない
ショッピングモールやパーキングなどで電気自動車の急速充電ができるようになってい入るものの、まだまだその数は不足しています。
◎車両自体が高い
ランニングコストが良かったり、定期的に交換するパーツが少ないというメリットがありますが、車両自体の価格が高めになっています。
◎冬は燃費が悪くなる
燃料を使用しない電気自動車は熱が発生しにくいという特徴があります。そのため、冬に暖房を使用すると電気の消費量が大きくなってしまいます。冬は燃費が悪くなるという特徴があります。