新車の値引きはどのように交渉する?~最終交渉の進め方~

新車購入の注意点

欲しい車が決まったらいよいよ最終交渉へ

買いたいと思っていた候補の車数種の、値下げ額が含まれた見積書がそろったらいよいよ実際に購入する車を絞り込みましょう。

1つの車種に決まったら、該当するディーラーに電話を入れてもう一度ディーラーに行く旨を伝えましょう。ディーラーからの連絡を待っていてもいいのですが、買う車を決めてしまったら話を早く進めた方が希望した日に納車してもらいやすくなります。

最終交渉の際は担当者に自宅に来てもらってもいいですが、最終的にどの車を買うか決めたということは伝えずにいましょう。(決めたと言わない方が最終交渉がスムーズに進みやすくなります)

購入する車を決めてからの最終交渉に挑む

購入したい車が決まったら、最後の交渉に進みましょう。これまでに車の本体価格を中心に値引き交渉をしてきましたが、最終交渉では現在乗っている車の下取り価格やオプション・サービスについて交渉を行うことになります。

「さらに価格が下がればラッキー」と思うくらいの気持ちで、交渉してみましょう。(ここまでの交渉で、ディーラー側もかなり頑張って値引きしてくれているはずですので、値引きが無理なこともあります)

◎下取り価格の交渉

新車の購入によって乗らなくなる車について、いくらで下取りしてもらえるのかを確認します。ディーラーの下取り価格と比較するのは、車の買取を専門にしている業者です。

ディーラーの場合、古い車のメーカーが別になる場合には下取り価格が安くなることが多くあります。そのような場合には買取専門業者に下取りしてもらった方がお得になります。(新車と古い車のメーカーが同じであれば、交渉次第でディーラーに下取りしてもらった方が得になるケースがあります)

下取りしてもらう車がない場合は、オプション・サービス付加の交渉を進めましょう。

◎オプション・サービス付加の交渉

車を買う際には、いろいろなオプションが用意されています。メーカー側が付けてくれるオプションは値引きしてもらうことが難しいのですが、ディーラーが独自でつけているオプションについては値引きしてもらえる余地があります。

また、新車を納車する際にガソリンを満タンにして渡してもらえないか、聞いてみるようにしましょう。ガソリンを満タンにしてもらえるだけで、かなりお得になりますし、すぐに慣らし運転に出かけることもできるようになります。

交渉の際はあくまでも低姿勢で「あと○円の値引きをしてくれたら決めます」「○○のサービスをつけてもらえたら決めます」というふうに言いましょう。「何とかお願いします」という気持ちを伝えつつ話を進めるようにします。

ディーラーとは新車購入後に長い付き合いになりますので、あまり強気に出るのはおすすめしません。

値引き交渉が終了したら契約書にサイン

自分が納得できる額まで値引き交渉ができたと思ったら、契約書にサインをします。すると納車日を決めることができるようになります。

最終交渉を行った場でサインするのもいいですが、大きな買い物になりますから一旦持ち帰ってから改めて契約をするという形でもいいでしょう。ちなみに車の契約をする際には、実印や印鑑証明書が必要になってきます。最終交渉の場に持ち合わせていればいいですが、手元になければ別途契約する場を設ける必要が出てきます。

契約書にサインをおこなったら納車日を決めましょう。納車日が決まったら、納車日から有効になる任意保険に加入する手続きも行うようにします。(納車日から有効でないと、当日に事故を起こした場合に補償が受けられなくなってしまいます)

契約書にサインをしたら、その後は車のグレード・色・メーカーのオプションなどを変更することができなくなります。また、契約後にキャンセルが発生した場合にはキャンセル料が必要となりますので、サインをする前は慎重に内容を確認するようにしましょう。