輸入車と国産車、高級な車を買うならどっちがいいの?

新車購入の注意点

高級車を買うなら国産車?輸入車?

高級車といわれると輸入車を想像する方が多いかもしれませんね。ですが、輸入車は値段が高いだけで性能が悪く修理やメンテナンスなどの費用が多く必要になるという印象もありませんか?

以前であれば輸入車に対するそのような印象も間違いではありませんでしたが、今や輸入車も性能や耐久性は向上しており、国産車と同じような安心感があるといえるまでになっています。

輸入車の中でも人気の高いフォルクスワーゲンのゴルフに関しては、国産メーカーのコンパクトカーよりも性能が良くなっているとまで言われています。輸入車はもともと値段が高いため、中古車で手に入れる方も多いのですが中古車市場でもゴルフは人気の高い車種となっています。

同じくフォルクスワーゲンが2012年に発売したコンパクトカーのup!については、新車でも150~180万円で買うことができます。さらに充実した機能と高品質を兼ね備えており、高い評価も得ています。

ですが、輸入車の性能・品質が上がっているとはいえ、高級な車を買うのであれば輸入車よりも国産車の方が良いという考えもあります。それはなぜでしょうか。

高級車の国産車と輸入車を比較してみましょう。

高級車の国産車と輸入車の値段を比較してみよう

自動車に関しては、新車での購入・中古車での購入・手放す際の売却に関しての金額が気になる方も多いでしょう。高級車と呼ばれる部類の車について、それぞれの価格がどのような設定になっているのかを見てみましょう。

・新車での購入時
国産車:高い
輸入車:高い

・中古車での購入時
国産車:ふつう
輸入車:高い

・売却する時
国産車:高い
輸入車:安い

ベンツは昔も今も高級車の代名詞のような存在となっています。世界中でも人気がある車ですが、新車として購入してから半年ほど経つと価値が下がり始め、1年後に中古車として手放す際には買値の6割程度にしかならないと言われています。

それでも中古車市場では名前だけでも値段がつくので、高値で販売されることになります。

ベンツの車は新車・中古車ともに購入時は高く、売る時は安くにしか売れないという特徴があることを知っておきましょう。もし安く売られているベンツを見つけたら、怪しんでみるのがいいでしょう。

ベンツ以外の海外メーカーの高級車についても同じような傾向がみられます。

一方でレクサスやトヨタといった国産の高級車の場合には、新車で購入してから1年で手放す場合でも元値の7割以上の金額で売れることがあります。輸入車に比べて車の価値が緩やかに下がるのが特徴です。また、中古車市場でも人気があるため、手放す際にも高めに査定してもらえます。

どのメーカーでも同じようになる、とは言えませんが、レクサスやトヨタの高級車については、上記のような傾向があります。

国産車の高級車の勢力図はどうなっている?

現在、高級車に分類される車について、国産車の勢力図を見ていきましょう。

現在の高級国産車ではレクサスとトヨタが1人勝ちしていると言えます。以前はレクサスはトヨタの海外ブランドとしてトヨタの高級車を別の名前で販売していました。ですが近年はトヨタから移行する形で販売を行っています。

トヨタでセルシオとして販売されていた車がレクサスのLS、トヨタでアリストだった車がレクサスのGSとなっています。レクサスは高級車として広く知られているため中古車市場でも高い人気を誇っています。中古車でもあまり安いとは言えませんが、それでも乗りたいと考える人が多いという証拠とも言えるでしょう。

新車でトヨタの高級車を購入するためには、レクサスに行くことになります。センチュリーやクラウンマジェスタであれば、トヨタでも取り扱っているためトヨタで購入することができます。

トヨタ以外の高級車では、日産がプレジデントを販売していましたが2010年に販売中止となってしまいました。現在はシーマのハイブリッドカーのみが販売されています。