中古車の市場をする際にチェックしたい項目
中古車を購入する際も、新車の購入と同じように必ず試乗はしておくのがいいでしょう。外見が新しいと思っても、乗り心地が良くなかったり何か気になる点が出てくるかもしれません。
販売店によっては試乗を渋ることがあるかもしれません。そのような販売店は顧客の要望を聞き入れていない時点で対応が悪いと考えらえます。あるいは、車に問題があって乗せたくないのかもしれません。販売店の立地条件などでどうしても試乗ができないのであれば仕方ないですが、納得できる理由もなく断られるような場合には、その販売店から車を買うこと自体をやめた方がいいでしょう。
では、中古車の試乗をする際にチェックしておきたい項目を、敷地内・公道に分けて紹介していきます。たくさんありますが、買ってから後悔しないためにも試乗でしっかりと確かめておきましょう。
販売店の敷地内で確認できることは?
公道での試乗ができない場合にも、車を動かすことなく確認できるポイントがたくさんあります。
◎座席の座り心地
車に乗る時間が多くなりそうな方は、運転席の座り心地・シートの動きなどを確認するようにしておきましょう。また、同乗者を乗せる予定の方は運転席だけでなく、助手席・後部座席の座り心地もチェックしておきます。
◎エンジンをかける
エンジンをかけたら、そのまましばらくエンジン音を聞いてみましょう。回転数が安定していてムラがなければ問題ないと言えます。
◎アクセル・ブレーキを踏む
アクセルを踏んでふかしてみたり、ブレーキの踏み具合などもチェックします。
◎ウインカー・ワイパーの動きを見る
ハンドルの周りにあるウインカーやワイパーの作動スイッチを入れ、それぞれの動きを確認しておきましょう。一人では見づらいものは、同行者や販売店の担当者と一緒に確認するようにします。
◎カーナビ・オーディオ・ETCなどの確認
カーナビは地図の更新時期の確認もしておきます。オーディオは使い勝手・動きだけでなくスピーカーの状態も確認します。自宅にあるCDなどを持参して聞いてみるとスピーカーの状態がわかりやすいでしょう。
ETCも確認しておきます。
◎タイヤの減り方をチェック
タイヤの溝が偏って減っていないかどうかを見ておきましょう。左右のタイヤで溝の減り方が異なっている場合やタイヤの内側と外側で減り方に差があるような場合には、車のバランスが悪い可能性が高いと考えられます。
公道に出て確認しておきたいことは?
公道を試乗できる場合に確認しておきたいポイントは以下の通りです。
◎視野
まず、運転前に自分が運転しやすい状態にシートを調整しましょう。その状態で公道を走り、視野を確認します。人によって座高・見え方が異なってくるので同じ車でも運転しやすい・しにくいの感覚が違ってきます。
◎ハンドリング
走行中のハンドル操作に不具合がないかどうかを確認します。まれに、ハンドルをまっすぐにしているのにまっすぐ走れない(左右どちらかに進もうとする)ことがあります。また、スピードを出した際にブレが出ないかどうかも見ておきましょう。
◎車の進み方
事故を起こしたことのある車の場合には、軽くハンドルを握っている状態でまっすぐ走行できないことがあります。そのような場合にはアライメントが狂っていることになります。
※アライメントとは、車体に対するホイールの角度・向き・位置のことです。まっすぐになっていないと、車はまっすぐに走行できません。
◎シフト・ギア・ミッション
ギアがスムーズに入るかどうかを確認します。オートマ車でもDだけでなく1・2にシフトチェンジをしてギアが変わった時の感覚・振動やエンジンブレーキの効きを確認しましょう。
◎サスペンション
段差やカーブを走行する際に、サスペンションから異音がしないかどうか・衝撃の吸収力がどれほどなのかを確認します。