初めての中古車選びで失敗しないポイントは?

中古車購入の注意点

中古車は当たり外れの差が大きいという現実

車を手に入れたいと考えた時、新車であればどの車でも大きなトラブルはありませんが、中古車の場合には当たり外れがあると考えておくのがベターです。

運よく状態の良い車に出会うことができれば、新車と同じように10年以上乗り続けることが可能です。ですが、一見して状態が良さそうな車を買っても1年以内に故障してしまうこともあります。

大手の中古車販売店では、中古車にも保証をつけてくれることが増えてきました。ですが、中古車には保証がないこともまだまだあります。保証がなければ車が故障した場合には、自分で修理代を負担することになります。

こういった点においては、中古車の購入には「運」もかかわってくると言えるでしょう。絶対に失敗のない買い物はないとも言えますが、なるべく失敗をしないようにする買い方もあります。

最近の車は性能も耐久性も高くなっているので、中古車でも状態の良い車を購入できる機会も増えています。なるべく良い車に出会う方法を見ていきましょう。

車の素人が車を実際に見ても判断は難しい

中古車を手に入れようとしている人が、実際に車を見たところでエンジンの状態や足回りの状態の良し悪しを判断するのは難しいと思いませんか?

車の事故歴・修復歴がわかっていても、その部分を見てその車がきちんとメンテされたかどうかを知るのは困難です。もし車の事故歴・修復歴が隠されていたとしたら、それを見抜くのはさらに困難でしょう。

悪い車に出会わないようにするために、素人でも気をつけることができるポイントを3つ、紹介していきます。

失敗しない中古車選びの3つのポイントとは?

◎欲しい車をしっかり決める

まず、自分が購入したい車をはっきりとイメージしてみましょう。そして、いくつかの条件を挙げてみて、譲れない点・妥協できる点をまとめておきます。

例えば、状態の良い車に出会えた場合には多少予算オーバーしても良い、や予算は絶対にオーバーできない、などです。

予算など譲れない点を優先しすぎることで、自分の欲しいと思った車を変えなかった場合は大きな後悔が残ることになります。満足のいく車が買えるように、しっかりとイメージしておきましょう。

◎欲しい車の相場を調べておく

中古車の世界では「全く同じ車」が存在しません。同じ車種・年式・走行距離も同程度であっても、価格に差があることもあります。

これは、中古車販売業者がその車を仕入れた価格に影響されていると考えられます。仕入れの価格が同じくらいであっても、自分の店の利益をどれくらい乗せるかによって販売価格が変わってきます。

また、見た目ではあまりわからなくてもボディに傷があったり車内が汚いなどのマイナス面があるかもしれません。

ですから、中古車を探す際にはいくつかの店舗(最低3店舗)を回って、自分が欲しい車の売値を調べておくのが重要になります。販売価格ではなく、オークションの相場を知るのも良いでしょう。

自分が欲しいと思っている車がオークションでどのくらいで取引されているかを知ることで、販売店の利益も予想でき、値引き交渉がうまく進められることにつながっていきます。

◎慎重な販売店選びを

中古車を買う上で、一番大事にしたいのが「どの販売店を選ぶのか」というポイントです。

大手の中古車販売店やディーラー系の販売店では、中古車の販売価格は適正と言えます。ですが、安さを重視するあまり中小規模の販売店で車を見た時には、状態の悪い車が車の価値以上の価格で売られていることがありますので、注意が必要です。予算内で買える車を見つけた!と思っても、車の状態が悪いこともありますので、気をつけましょう。

中古車でも保証やアフターケアなどのサービスがついている販売店もあります。車を購入した後も安心していろいろなことが任せられるお店を選ぶようにしましょう。決して値段だけで決めてはいけません。